佐藤延夫 16年1月2日放送
お札の人 樋口一葉
恋とは尊くあさましく無残なもの也。
そんな言葉を残したのは、
五千円札の顔でもおなじみの、樋口一葉さんです。
いつお札になっても不思議じゃない女性、と言われ続けて、
ようやく日の目を見たのは、2004年のこと。
貧しさゆえの屈辱を味わいながら、
母と妹を養育し、婚約者にも逃げられてしまう。
その思いの雫が、数々の名作を生み出しました。
一葉さんが五千円札になった年は、
アテネオリンピックで女性選手が目を見張る活躍をしています。
さて、今年のオリンピックは、どんな名シーンが見られるでしょうか。