佐藤理人 16年2月27日放送
claudiolobos
イパネマの男⑤「日本」
1986年の夏、ボサノヴァの創始者、
アントニオ・カルロス・ジョビンは、
初めて日本の土を踏んだ。
二日間の来日公演。
首を長くして待っていた日本のファンのために、
彼は特別なプレゼントを用意した。
名曲「イパネマの娘」のエンディングに、
新たに日本風のメロディーを付け加えたのだ。
ジョビンはこのアレンジをいたく気に入り、
それ以後、正式に採用した。
日本から帰った後、
彼は息子のパウロによく言っていたそうだ。
日本はボサノヴァのような国だ
上品で繊細なんだよ