田中真輝 16年3月13日放送
扁額
今日、3月13日は
青函トンネル開通記念日。
このトンネルの北海道側、本州側二つの入り口には
「扁額(へんがく)」と呼ばれる横長の額がかけられており、
そこには「青函隧道」という文字が記されている。
北海道側の文字を書いたのは
当時の内閣総理大臣、中曽根康弘。
本州側は運輸大臣、橋本龍太郎である。
青函トンネルが開通した1988年の1年前に
国鉄は民営化されているが、
この民営化計画を強力に推進し、実質的に
国鉄に引導を渡したのが、実は、この二人。
青函トンネルの両側に
この二人の文字が掲げられたとき、
旧国鉄の職員達は
新しい時代の到来を強く感じたことだろう。