石橋涼子 16年3月27日放送

160327-03
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桜のはなし 弘前公園の桜守

今日は、桜の日。

桜と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、ソメイヨシノだろう。
人の手による品種改良で生まれたソメイヨシノは、
他の野生種に比べると病弱で枯れやすく、
平均寿命は60年くらいと言われている。

しかし、青森の弘前公園に暮らすソメイヨシノは
ほとんどが平均寿命をはるかに超える
樹齢100年以上の古木だという。

他で暮らすソメイヨシノと何が違うのかというと、
弘前公園には、桜専門の守り人、
桜守(さくらもり)と呼ばれる存在がついているのだ。

弱った枝はばっさり切って、若い枝をどんどん伸ばす。
桜の手入れとしては常識破りの手法は、
青森のりんご栽培で実地に基づいて培われたものだ。

300本以上あるソメイヨシノの健やかさと美しさを守る
ベテランの桜守は、桜は老木こそ美しいと考える。
そして、バッサリ。

 100年なんて、まだまだ若造

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