三國菜恵 16年6月25日放送
雨や植物や木のはなし Isabel Joy BearとR.G.Thomas
雨がふると、雨独特のにおいがする。
その正体が気になって、
1964年、鉱物学者のIsabel Joy BearとR.G.Thomasの
2人が研究に乗りだした。
においの源は、植物が発する油分だとわかった。
コンクリートの街よりも、
農村の山道の方が雨のにおいを強く感じるのはそのためである。
研究者の2人はこのにおいに名前をつけている。
“ペトリコール”
ギリシャ語が由来らしいけれど、
ふしぎな名前の本当のところは、ふしぎを愛する2人にしかわからない。