蛭田瑞穂 16年10月9日放送
飛ぶ ジョージ・マイカン
1950年11月におこなわれた
NBAのレイカーズ対ピストンズの試合は
両チームの合計得点が37点という歴代最低記録で終わった。
レイカーズにはジョージ・マイカンという選手がいた。
選手の平均身長が180センチ余りという時代に
彼の身長208センチという高さはずば抜けていた。
マイカンと対戦するチームはひたすらボールをキープし、
彼にボールを渡さない戦術をとったため、
試合は極端なロースコアになった。
こうした戦術に抗議が殺到し、
NBAはボールを持ってから24秒以内にシュートしなければならない
というルールを導入した。
ジョージ・マイカン、
その才能はバスケットボールのルールを変えた。