澁江俊一 16年11月20日放送
熊楠のエネルギー
今日は、世界子どもの日。
日本の植物学の巨人、南方熊楠は
子どもの頃、とてつもない記憶力で
神童と呼ばれていた。
しかしものすごい癇癪持ちで
怒ると手がつけられなかった。
4歳の頃、隣の家からもらった
1冊の植物の本が、
熊楠の人生を動かした。
エネルギーのすべてを
自分の興味にぶつけ、
7歳であらゆる百科辞典を書き写した。
大人は、年齢という壁を
子どもにつくってしまいがちだけれど、
知りたい気持ちに
壁なんか、いらないのだ。