大友美有紀 17年3月5日放送
建築家たち 林雅子
昭和ひとけた生まれの林雅子。
敗戦後、日本女子大学で住居学を学んだ。
「一生続けられる仕事」の進路を消去法で
選んだ結果だった。
23歳の時、友人に頼まれ戸建て住宅を設計する。
家の中央に家族が集まるリビングを配した、
当時としては斬新なものだった。
リビングキッチンの最初の例として、
雑誌に取り上げられた。
ぎりぎりの過不足ない状態を求めるのが
「作ること」そのもの
林は「物は少なく、事は単純に」という
ベーシックな信条を持っていた。
現代のミニマリストにも支持されそうだ。