河田紗弥 17年3月11日放送
石田三成 スタミナ食
豊臣秀吉の家臣のひとりとして、
その優れた行政能力で名を遺した石田三成。
彼は処刑の直前に、ニラ雑炊を所望し、食べたと言われている。
古くから「薬草」としても愛されていたニラ。
免疫機能を正常に保つカロテンや筋肉の動きを助けるカリウムなどを多く含む
立派なスタミナ野菜だ。
また、石田三成が水を所望したところ、
水の代わりに、柿が差し出された。
それに対し、「柿は痰の毒であるからいらない。
大志を持つ者は、最後の瞬間まで命を惜しむものだ。」
と答えたと言われている。
痰の毒である柿を食べることを拒み、
スタミナ食であるニラ雑炊を食べた石田三成。
死の瞬間まで、大志を失わなかった。