四宮拓真 17年5月21日放送

170521-08
朝彦
相田みつを 相田みつを美術館

日本一有名な詩人・相田みつをの作品は、
東京・有楽町にある、
相田みつを美術館で出会うことできる。
ここには年間40万人もの人々が訪れる。
ひとりの詩人の施設としては、驚くべき人気である。

もちろん時期と時間にもよるが、
来館者には学生と高齢者の人が多い。

修学旅行なのか、制服姿で連れ立って入ってくる学生たちは、
「あっ、にんげんだものだ」なんて静かにおしゃべりしながら楽しんでいる。
一方で高齢の方は、おごそかに作品と対峙し、
ひとりうんうんとうなずいている。

一見シンプルで平易、しかし実は奥深いみつをの言葉がいちばん響くのが、
若者と高齢者という正反対の人々というのは興味深い。

日本人は相田みつをで育ち、相田みつをに帰ってくるのかもしれない。

タグ:

«    »

topへ

コメントをどうぞ

CAPTCHA



login