奥村広乃 17年6月11日放送
五月雨あつめて
五月雨を あつめて早し 最上川
松尾芭蕉、奥の細道の中でも有名なこの俳句。
元々は
五月雨を あつめて涼し 最上川
だったという。
初夏、最上川からの涼しい風が心地よい。
そんな優美な俳句が一変、
水流の激しさを歌うようになったのは、
芭蕉が最上川で、川下りを体験したからだという。
百聞は一見にしかず。
そして、見るよりも体験は強い。
体を使って学んだことは、
何事にも変えがたいのだ。
この夏、あなたは何を体験しに行きますか。