石橋涼子 17年9月24日放送
涙のはなし バイロン卿の言葉
夜が怖くて泣いた子どもも、
お菓子を落として泣いた子どもも、
大人になると、なかなか涙を流さなくなる。
それは、心が強くなったということだろうか。
イギリスの詩人・バイロン卿の、こんな言葉がある。
忙しい人間は、涙のための時間を持たない。
大人が泣かないのはただ忙しいから、
と考えるのは少々寂しいものがある。
だからたまには泣こう、と言うのも極端だ。
たまに、子どもの頃に流した涙を思い出す
そんな時間を持ってみるのは、どうだろうか。