石橋涼子 17年9月24日放送
涙のはなし 渥美清の泣いてたまるか
昭和41年に放送されたドラマ「泣いてたまるか」。
俳優の渥美清が、毎回違う役柄を演じる、
一話完結型の人情ドラマだ。
主題歌は、良池(よしいけ)まもるが詞を書き
渥美清が歌った。
天(そら)が泣いたら雨になる
山が泣くときゃ 水が出る
俺が泣いても 何にも出ない
だから、泣いてたまるか、と歌う渥美清が演じる主人公は、
毎回、異なる設定で異なる人生を背負っているけれど、
誰もがみんな不器用で真っ直ぐで、生きることに全力だ。
見ている方は、泣けるし、笑える。
庶民を演じて庶民を応援する、
渥美清らしさを味わうドラマ「泣いてたまるか」は、
「男はつらいよ」のルーツになったことでも有名だ。