大友美有紀 17年11月5日放送
「猫は一生の伴侶/大佛次郎」遺言
猫好きの文筆家・大佛次郎は、
75歳でこの世を去った。
亡くなる4日前、妻と養女とを
病室に呼び遺言を伝えた。
その際、大佛家の今後の猫の飼い方に
注文をつけた。
猫は5匹以上に増やさない。
贅沢をさせない、
十分に食べられない人たちもいるのだから
猫についての遺言は守られなかった。
大佛の妻が亡くなった時、
12匹の猫が残されていた。
大佛と一緒になる前は、猫に少しも興味はなかったのに。