河田紗弥 18年4月22日放送
美しさのひみつ 〜アイシャドウ〜
アイシャドウは、紀元前3500年頃には、
古代エジプトではじまっていたと言われている。
今では、目を大きく見せたり、華やかに見せたり
目元のおしゃれ目的で使用されているアイシャドウ。
当時は、虫除けとして使用されていた。
古代エジプトは、空気が乾燥している上に、
衛生状態が悪かったため、
ハエなどの害虫が、水分を求めて人間の目に集まってきてしまい
感染症を引き起こしてしまうということが
日常茶飯事であった。
そこで、孔雀石を砕いた緑色の粉末などを
目のふちやまつ毛などに塗り、
それを防いでいたのだ。
この感染症予防を、おしゃれに楽しむことを始めたのが、
世界三大美女で知られるクレオパトラ。
彼女は、使用する鉱物を変え、緑や青、黒、赤褐色と
カラフルな色彩を使って、メイクを楽しんだと言われている。