河田紗弥 18年4月22日放送

180422-03

美しさのひみつ 〜ヨーロッパの白粉〜

エリザベス1世が生きた中世ヨーロッパでは、
肌は白ければ白いほど美しく、
か弱く不健康そうな女性が上品で美しいとされていた。

そのために食事をとらず、
体調が悪くなるように自分を追い込む人や、
血を抜いてわざと貧血状態になることで、
肌をより青白く見せようとする人もいた。

エリザベス一世も、そのひとり。
儀式のときは、白粉がしっかりと肌にのるように、
下地にはちみつを塗ってから、白粉を塗っていたと言われている。
やがてそれを真似する人があらわれ
エリザベス一世のメイクは当時の女性たちの間で流行になったが…

ハチミツが溶けるので寒い日でも暖房に近づけない。

白い肌への探究心は不健康にヒートアップしていった。

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