厚焼玉子 18年4月28日放送
アルハンブラ 水
アルハンブラ宮殿に水道が引かれたのは13世紀。
当時のイスラムの王ムハンマド一世とムハンマド二世の
二代にわたる大工事だった。
アルハンブラにはふんだんに水がある。
池、噴水、滝、水路。
ガイドの説明によると
これらの水はシエラネバダの雪解け水だそうだ。
シエラネバダはグラナダの南に連なる山脈で
標高3478メートル。
標高差を利用してサイホンの原理で水を運ぶ。
グラナダが陥落したとき
最後の王ムハンマド11世はシエラネバダに落ちのび
アルハンブラを振り返って惜別の涙を流したという。