佐藤理人 18年5月19日放送
意外な発明 「ウォーターマンの万年筆」
万年筆はある男の怒りから生まれた。
1884年、保険のセールスマンの
ルイス・エドソン・ウォーターマンは、
大勢の競争相手を出し抜き大口の契約を取り付けた。
契約書にサインしてもらおうと、
羽ペンとインクつぼを出すと、
インクが書類に飛び散った。
あわてて新しい書類を持って戻ると、
契約は競争相手に横取りされた後だった。
その後、ウォーターマンは、
液体が繊維の中を上昇する毛管現象を利用すれば、
インクの流れを調節できることを発見。
世界初の万年筆を開発した。