森由里佳 18年6月10日放送
szeke
時の記念日 時計を見ないで
昔、まだ時計がなかったころのこと。
日本人は、日の出と日没で昼と夜を分け、
それぞれを6等分してだいたいの時間を把握していました。
季節によって日の長さが違うため、
同じ「子の刻」だとしても、春と冬では大違い。
それでも、誰(だあれ)も気にしません。
のちに西洋から機械時計が伝来し、
人びとに広まるまでの長い間、
日本人はのんびりと、
季節や太陽と共に生きてきたというわけです。
さあ、今からでも遅くはありません。
今日だけは、時計ではなく、夕陽を見ながら、
1日の終りを感じてみてはいかがでしょう。
今日は、時の記念日。