大友美有紀 18年9月2日放送
ロシアの昔話 プーシキン
ロシアの文豪、プーシキンも民話の編纂を行っている。
「ルスランとリュドミラ」の序章は、ばあやが語ってくれた
昔話をヒントにしたのではないかと言われている。
入り江のほとりに樫の木があり、
その樫の木には金の鎖がかかっている。
金の鎖を伝って、ねこが歩く。
のぼるときには昔話を語ります。
おりるときには歌を歌います。
ねこが語る昔話は、お坊さんや寺男、お坊さんの娘が登場する。
爪を研いで皇帝に見せつけ「たいそう恐い」と思わせようとする。
昔話には、庶民の欲望が隠れている。
皇帝の護衛は昔話の語り手をむち打ったという。