大友美有紀 18年9月2日放送
ロシアの昔話 大きなカブ
カブが育ちすぎて抜けなくなる。
おじいさんがカブをひっぱり
おばあさんが助けにきて、
次に孫娘、犬がやってくる「大きなカブ」
ついに猫もネズミも手伝って、やっとカブは抜ける。
この昔話のバリエーションには
一本足が次々に助けに来るバージョンもある。
足が一本登場し、続いて二本目、三本目と
次々に足がやってくる。
最初の足は犬をひっぱって、
次の足は前の足をひっぱる、
その次の足はその前の・・と続いていく。
なぜ足なのか。それは今では誰もわからない。
昔のロシアでは、大きな収穫を得るには
「足」が肝心だったのかもしれない。
「足」で大地を踏みしめ、家畜を追いかける。
「足」が活躍する暮らしだったのだろう。