河田紗弥 18年10月13日放送
ちょっと不思議な「いただきます」 〜ポテトチップス〜
19世紀半ば。
ニューヨーク州のリゾート地サラトガ・スプリングスでのこと。
この地でシェフをしていたジョージ・クラム氏は
ある客に苛立ちを覚えていた。
というのも、わがままな客が、
クラム氏が作ったフレンチポテトが分厚すぎて気に入らないと言ったのだ。
仕方なく、薄く切って揚げたフレンチポテトを出しても、
まだ気に入らないと、
何度もやり直しをさせられた。
頭にきたクラム氏は、
皮肉を込めて、フォークでさせないくらいに
思いっきり薄くスライスしたジャガイモを揚げて出したところ、
これが大好評!
いまやおやつの定番であるポテトチップスは
こうして生まれたのであった。