大友美有紀 19年1月6日放送
「雪国の暮らし」凍み餅、干し餅
正月の鏡餅を凍み餅、干し餅にして、
6月1日に食べるという伝承があります。
それは、お正月の年神さまの力がこめられた食べ物を食べて、
夏を乗り切る力にする、という意味と、
凍みや氷のような、冷涼さをうちに秘めた食べ物を食べて、
暑さや熱を乗り切る力を得ることできる、という考えなのです。
江戸時代には、青森の岩木山などの雪や氷を食べる習慣もあったとか。
雪や氷には暑気を乗り切る呪力があると信じられていたようです。
この冬、夏のために何かを準備してみましょうか。