大友美有紀 19年4月7日放送
作家とアパート 明智小五郎
新年度です。
新しい環境での暮らしには、
期待もあるし不安もある。
ひとところに定住できない、
というタイプの人がいます。
推理小説家・江戸川乱歩は、
生まれてから40歳で池袋に定住するまでに
40回も住処を変えたそう。
彼が生み出した探偵の明智小五郎も
住む場所をいくつか変えている。
最初はタバコ屋の2階の4畳半、
そして次は、御茶ノ水のモダンな「開化アパート」、
そのあとは、麻布竜土町のこぢんまりとした白い西洋館。
住む場所が変わると、
自分のキャタラクターも少し変わる。
転々とするのも、悪くなさそうです。