蛭田瑞穂 19年4月14日放送
Amy Nguyen Photography
生まれるとき 把握反射
生まれたばかりの赤ちゃんの手のひらを指で押すと、
その指を赤ちゃんが握りしめることがある。
この動作は「把握反射」と呼ばれる、
新生児に備わる原始反射のひとつ。
新生児は親に感情を伝えることができない。
しかし、原始反射という無意識の動作によって、
親と子の間に強い結びつきが生まれると考えられている。
把握反射は通常、生後5ヶ月から6ヶ月で消えていく。
赤ちゃんらしいその動きがなくなるのは寂しくもあるが、
成長のたしかな証でもある。