川野康之 19年4月20日放送
遠足
卒業をひかえた高校生たちが「歩行祭」という遠足行事に参加する。
『夜のピクニック』は一昼夜ただ歩くだけの青春小説だ。
学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいながら、
親友たちと夜を徹して歩く男女の高校生。
そのうち彼らには、いつもとは違う青春の姿が見えてくる。
「並んで一緒に歩く。ただそれだけのことなのに、不思議だね。
たったそれだけのことがこんなに難しくて、
こんなに凄いことだったなんて」
遠足は特別な体験をプレゼントしてくれる。