河田紗弥 19年8月4日放送
喉が渇いたなら。 〜ミルク〜
お釈迦さまがインドの小さな国の王子だった頃。
山奥に篭り、1週間に1食しか食べないという
厳しい絶食修行を行った。
弱り切った体で下山をした釈迦に
村の少女スジャータが
牛乳でつくられた乳粥を捧げた。
その乳粥を食べた太子は
これほど美味しいものが
この世にあったのかとたいそう感動し、元気を取り戻した。
そして、菩提樹のもとで瞑想し、
悟りを開くことができたと言われている。
そのため、釈迦は
牛乳や乳製品のことを
食料となり、気力を与え、
皮膚に光沢を与え、
楽しみを与えるものとして讃えている。