石橋涼子 19年10月27日放送
銀座のはなし 銀座の始まり
文化とモノが集まる華やかな街、銀座。
その始まりは、徳川家康が江戸幕府を開いた時代に
さかのぼる。
幕府のために銀貨を造り、管理する組織である
「銀座役所」が、この地につくられたのだ。
さらには、幕府から特権を受けて金貨をつくる「大判座」や
金銀の計量に欠かせない分銅をつくる「分銅座」も集められた。
当時の地名は新両替町だったが、
通称である「銀座」が親しまれ、今に残っている。
華やかな街の始まりは、すこし意外だが、
幕府御用達のお役所だった。