河田紗弥 20年2月15日放送
恋文のいろいろ。 〜藤原実方〜
平安時代、20人以上の恋人がいたという
モテモテなプレイボーイ、藤原実方。
そのたくさんの恋人の中には、
あの清少納言もいたと言われている。
和歌の天才として知られる恋人に、
和歌にはかなりこだわりや向上心があったとされる藤原実方は
こんな歌を歌った。
かくとだに えやは伊吹の さしも草
さしも知らじな 燃ゆる思ひを
息吹山のヨモギのように燃えている私の心を
貴女は知らないのでしょうね。
さて、彼が燃やしていたのは、恋心?
それとも、お互いが得意とする和歌への競争心?