佐藤理人 20年3月14日放送
RhianonB
円周率と針と糸
江戸時代、円周率は3.16とされていた。
算術好きの少年、関孝和はその常識に疑問を抱いた。
円の周りに針を刺し、糸を巻いて長さを計った結果、
もっと小さい数だと確信した。
計算好きが高じて幕府の財政係になると、
さらに算術に没頭。正131072角形を作り、
周りの長さから3.14という数字を導き出した。
しかも小数点11位までほぼ正確に計算。
これはヨーロッパに200年先んじる快挙だった。
今日彼は算数の聖人、
算聖
として崇められている。
今日は円周率の日。