佐藤日登美 20年4月12日放送
Johannes Lietz
パンの話 バゲット
1920年代のフランス。
過酷な労働環境を改善するため、午後10時から午前4時の間、
パン職人が働くことを禁止する法が出された。
困った職人たちは、短時間でできるパンを考える。
それまで作っていた大きな丸い形では時間がかかるので、
生地を細長くし、30分ほどで焼きあがるように工夫した。
これがバゲットの始まり。
時間が限られている中でこそ生まれるものもある、
というのはいつの時代も変わらない。