中村直史の五島の写真で構成してみた



文・写真:中村直史 声・音楽:柴草玲

コピーライターの左ポケットhttp://01pk.seesaa.net/

そのあとのニース 20110620-5

マティス美術館を出たあとのわたしたちのことを
ダイジェストでお伝えします。


  美術館の外の高い岩の上に少年たちが乗っていた


         バスに乗って海のほうへ


               海!


               犬!


          絵に描いたような南仏


  セックスアンドザシティみたいなレディたちがいた


    大仏みたいなオブジェが空を支配する市内


        歩きつかれてビールを飲んだ


   帰り、カンヌと反対方向の電車に乗ってしまった


             山しかない


無事カンヌ方面のに乗れたけれど、気が気じゃなかった

慣れないことをするのはたのしいです。
(ただし二人以上にかぎる、ですが)

この日はもう、帰ってすぐ寝ました。

明日9月4日の左ポケットは中村直史です



コピーライターの左ポケットとは
毎週日曜日の夜にFM栃木で放送されている番組
柴草玲のイヌラジ」の1コーナーとして存在している。
毎回コピーライターが書いた原稿を柴草玲さんが読んでくれる。

チームVisionのメンバーもときに参加することがある。
誰が参加したか調べたいときは
コピーライターの裏ポケットが便利だ。
裏ポケットの左サイドに執筆者の名前があって
それをつらつら眺めるに女性陣の参加が目立つ。

う〜む、ポケット社は女性不足なのだろうかという詮索は
あとまわしにして
明日9月4日の執筆者は中村直史だということを書いておきたい。
そもそっちの事務局も私なので
さきほど動画をつくってアップしたのだが
なかなかこれが、なんだか直史らしいいい原稿だった(玉子)

かっこいいなマティスって 20110620-4

美術館のなかは写真撮影禁止なので
観たものを、書ける範囲でお伝えしてみます。


          入口近くにあった花

なにがすごかったか①
作品との距離が近かった。

作品の前に
ここから先乗り出しちゃだめ
みたいな線もひいていなかったし、
気になるものは細部までじーっと寄って観ることができる。

監視員さんも
高い作品なんだから汚してくれるな、みたいな
ピリピリした感じがぜんぜん無かった。

全体的に「美術館」というよりは
マティスの「家」みたいな感じ。
(アトリエに置いてあった家具とかも展示されていた。

とにかく、ゆったりのんびり観られる。
その感じがとってもよかったです。

なにがすごかったか②
絵以外の作品がたくさんあった。

もちろんマティス=「画家」なのだけれど、
絵を描く以外のこともいっぱいやってたことがわかった。

たとえばこれ

マティスの描いた「海」なのですが、

これ以外にもシルクスクリーンで同じもの描くことにトライしてたり
布に刺しゅうすること(ハワイアンキルトみたいなこと)もやってみてたり
いろんな領域をかじっていたのが、すごいなあと。

後日、ピカソ美術館にも行く機会があったのだけれどピカソもそうで、
絵筆を持つ日もあれば、陶芸をする日もある、彫刻をする日もある。

(マティスは晩年、教会をまるまるひとつ
(手がけることまでしていたというからおどろきです。

あたらしいこと覚えるのって大変だし、
実際はじめてみるとおっくうになることもあると思うのですが、
この人たちはそうじゃなかったんだなあ。
エネルギッシュ。
思いついたことはぜんぶやる。

そんな風に見えて、
すごいなあ、かっこいいなあ
でもそういうことできてない自分は
なんかちょっとくやしいなあ
この人たちより若いのになあ
と、思ってしまいました。

ニースに行くことにした 20110620-3

特別な理由があったわけではありませんが
ニースに行くことにしました。

電車に乗れればそれでいいなあと思ったのと、
モナコにも行けるらしいけれど国境越えるのがこわかったのと、
とはいえほどよく離れているところがよかったので、ニース。

海外慣れのまったくしていない二人なので
切符を買うにもひと苦労。
でも、駅の人にはキホン英語が通じたので
なんとか改札をくぐれました。


           電車がきーたぞー

「国鉄」と聞いていたので
なんというか、もっと、単線みたいなの想像してたんです。
でも二階建て。新幹線みたい。
カンヌは日本でいう「熱海」みたいなとこ、らしいので
これは「スーパービュー踊り子号」みたいなものなのかもなあと
言い聞かせていました。


             ニースの駅


             ニースの駅前

ぶじ到着。
カンヌから30~40分ぐらいかかった・・気がする(体感時間による)

ここからどこを目指すかといえば
マティス美術館!
南仏には美術館がたくさんあるのです。
(シャガール美術館もニースにあるのだとか)

むかし教科書で読んだ気がする情報を、
まさか自分の目で体感できる日がくるとは思わなかった。


        奥の豆粒がわたしたち二人

五島のはなし(155)

ウケを狙っておみやげに買って帰る
「さざえもなか」でありますが、
ちゃんと毎回ウケてもらえます。
五島が生んだ、「すべらないおみや」であります。

中身はこんなんです。
みんないったんは笑って、でも食べたら
「あ、うまい」と言います。この「あ」を聞くたびにうれしい。

「さざえもなか」では驚いてくれなくなった人には、
「石鯛もなか」を買って帰ることにしています。
ちなみに「あわびもなか」もあります。

・・・いいでしょ、五島。
なんというか、細かくなくて。

ボーゼンと街歩き 20110620-2

所在ないわけです。負けたので。
とはいえ一日の残りはたっぷりあるわけで。
でも、とりあえずおなかはすくわけで。

気になってたカフェに来てみました。
これ、写真ではまったく伝えきれてないのですが
ものすごくかわいいカフェです。
きれいなムラサキ色でいろんな調度品がまとまっていて。


         シャンデリアもあったですよ

でも、注文しようと思ったら衝撃のひと言。
「飲み物は出せるけど、朝ごはんを出していないの。バケットぐらいしかないのよー・・」

なんという凡ミス。
来てみたかった憧れは満たせても
おなかが満たせなきゃイミがないぞ。

でも、フランスってゆるやかで
まわりのお店で買ったものを持ちこんで食べても
ぜんぜん怒られないんです。
なので、となりのお店でサンドウィッチを買ってみました。

長い・・!
これで、300~400円ぐらい。
フランスパンと言うだけあって
やっぱり、フランスはパンおいしいです。

そして、調子に乗ってマカロンも購入。

でかい・・
おばけマカロンです。
甘いものは別腹!と言いますが
さすがに一部、後日に持ちこしました。

血糖値はあがったし、
さすがにちょっと元気になったけど
モヤモヤはとれず・・

二人して口を開いたら、気持ちは一致してました。

「とりあえず、今日はここにはいたくない」

結果発表 20110620-1

20日AM10:00。 いよいよ


             結果発表ー!

プレス審査のお部屋にみんな集められ、
審査委員長からひとこと。
「君たちは実にすばらしい」
「あの短い時間で?ほんとにアメージングだ!」
「僕たちもとても刺激をもらったよ」
みたいなことをおっしゃっていた(と、思う・・)

そしてすぐさま発表。

BRONZE!

“Donate today to help them find clean, affordable water.”
(すぐに寄付を。彼らがきれいな水を手に入れやすくなるように)
手書きのイラスト風のビジュアルが目をひく。

SILVER!

“If humans are 65% water, Africans are just 35% human. ”
(人間の65%が水であるなら、アフリカ人は35%しか人間たりえていない)
これはコピー勝ち。メッセージに発見がある作品。

GOLD!

“Our pumps make water more than water. ”
(わたしたちの井戸はアフリカに水をもたらすけど、それ以上のものも与えている)
「水(=H2O)から広がるいい影響」を化学式のように描いていくというアイデア。
アフリカの現状のこともちゃんと伝えているし、ビジュアルもきれい。なんともクレバーな印象。

なかったね 日本・・

現在時刻 AM11:00
この残りながい一日を、どうしてくれよう

五島のはなし(154)

帰省してました。天気の悪いお盆でした。
よく降った。そしてよく鳴った。
雷を怖いと思ったのは子どものとき以来かも。
海で雷が鳴り出すと、それだけで怖いのに。

雷だ―逃げろー

すぐ近くにバンバン落ちるものだからもう!

雨、いっきに来た

しまいには、すぐ近くに落ちたやつが枝分かれしたのか、
ぼくらが座っているすぐ横の鉄の柱に、稲妻が走った。

こどもに大丈夫!大丈夫!と言い聞かせる。
じつは自分にも言い聞かせている。

へそをかくせー!

こどもはヘソをとられないように必死に隠しながら、
泣きじゃくっておりました。
雷が落ちたらヘソをとられるって話、
ずいぶん長いこと忘れてたなあ。

薔薇がなくちゃ生きていけない 20110619-2

コンペの提出が全部終わったのは20時半ぐらい。

わたしたち含むのんびり組の人たちの
プリント出力に時間がかかったので、
少し時間がおしました。

事務局のひとたちはとてもやさしく、
最後のメール提出のところまできちんと見守ってくれ、
「たのしくつくれたかい?」「二人とも満足しているかい?」と聞いてくれたので

「イエース!」

ほんとはとってもたいへんだったけど、
二人でひとつのことをやりきったというのは
やっぱりね、気持ちよかったのです。

で!

やっと ごはん!

じゃなくて、

ビール!!

おいしかった・・

お店の人が気をきかせて
「ふつうのビアー?コロナもあるよ」
と言ってくれたのですが、
ものすごくふつうのが飲みたかったのでそっちにしました。
(基本的に、フランスはハイネケンが主流?ぽかったです)

ちなみに、バックをみていただくと
わかると思うのですが明るいんです。
これで夜の・・21時とかそのくらいです。

ごはんもとてもおいしかった。
ユーちゃんがその感想を
「味がいいね」と言っていて、
若者にしてはしぶい言葉を使うなあというのが
とってもツボでした。

さて。
量をこころえた今回は、ちゃんと完食。
そのタイミングをみはからってお店の人が

なんと バラをくれた・・

「来てくれてありがとうマドモワゼルたち」
「カンヌをたのしんでいってね」

ですって・・

フランス・・!


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