五島で結婚式をあげたい。
そう思っているカップルが僕は好きです。
ふたりで五島を旅したい。
そう思っているカップルも僕は好きです。
ぼくは、感じのいいカップルが好きです。
五島に行こう、なんていうカップルはそれだけで、感じがいいなあと思うのです。
場所の選び方が、すごくいいですよねえ。
そんなカップルを、ぼくは応援したい。といっても大したことはできないので、
ふたりが五島でキスをするならこの場所がいいよ、というのを
できるかぎりたくさん教えたい、と思ったのです。
第1回目の今日は、大瀬崎灯台(上の写真)。
ここは、西の果ての島、福江島の、西の果てに位置する灯台。
海をへだてた向こうはアジアの大陸。
大海原を渡る船たちの道しるべとなるよう、日本一明るい光で、道筋をつくります。
ふたりのこれからの道をしるす、日本一明るい光。
さあ、ここで、すてきなキッスをどうぞ。
タグ: キス, 中村直史, 五島の話
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博多から五島福江に向かうフェリー「太古」。
ここでも何度か紹介したのだが、どうも、宣伝効果が出ていない。
「ブログを読んだのがきっかけで乗ってみましたよー」
って声を一度も聞かない。
(※そもそもこれを読んで五島に行ってみました!って話も聞かない!涙!)
でも考えてみれば、
太古のこと、さらっと書いただけで、どんなにすばらしいフェリーか、ちゃんと書いたことがなかった。
だから、今日はもうちょっとくわしく書こうと思う。
まず、フェリーの乗り場ですが、福岡というか博多あたりでタクシーに乗ったら
「五島行きのフェリーの出るとこのあっでしょ、あそこ行ってください」
と言ってください。
その言い方が、博多のタクシー運転手に親密な気分にさせ、最短距離で行ってくれます。たぶん。
チケット売り場で切符を買ったら、案内板に従ってフェリーに乗り込みます。
フェリーの乗り口のところに、係員の人がひとり、立っています。
この人に切符を渡すのですが、この場所からすでに五島は始まっています。
まず、おしりとおしりをくっつけあって、「ハイホー!」と叫ぶ、五島独特の挨拶をしてください。
これで、係員の対応が良くなります。
客室はこんな感じです。
ここでも、まわりにいる人には、前述のあいさつをしましょう。
フェリーはなかなか清潔で、気持ちが良くて、ちょっとゴージャスな感じさえあります。
上の写真の階段では、ドレスアップした奥様の手をひいて、一歩一歩降りていきたいところです。
階段を降りたところで、ダンスを踊っても構いません。
きっとまわりの乗客たちも、にこやかに眺めてくれるはずです。手拍子だってしてくれるかも。
踊り疲れたら、自販機コーナーでビールと食べ物をゲットしましょう。
おすすめは、たこやきです。
ペットルームもあり、わたしワンちゃんといっしょじゃなきゃ旅したくない!という方にも安心です。
2階にはグリーン寝台もあります。一般客室にプラス2000円で、個別のベッドに寝られます。
お花も飾ってあったり、それはもう、貴族の気分ですね。
ぼくはたった2000円プラスで貴族の気分が味わえるなら、といつもこの寝台をとります。
めちゃめちゃ快適です。
博多を出てからの寄港地はこんな感じです。
博多を23時30に出港し、最終目的地の福江港に到着するのが朝の9時。
途中、夜明けの時間に、うっすら浮かび上がる島々を甲板から眺めるのが、この船旅の至福の時間になります。
ほんっっっっっとうに美しいです。ぼくはたいてい寝てて見逃しますが。
そんなこんなな太古の紹介。
この夏、海水浴がしたくなったら、だんぜん五島がおすすめです。
そして、太古での渡航がおすすめです。
おしりとおしりの挨拶をした瞬間、夜明けの島々を見た瞬間、ばかみたいに透き通る海水浴場に立ったとき、
なるほど、これが五島なんだ、と実感できるはずです。
タグ: フェリー, 五島の話, 太古
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Saatchi & Saatchi主催の(超)人気セミナー。
世界各国の若手映像作家の中で
Saatchi & Saatchiが注目している人のフィルムを
つぎつぎと上映していくというもの。
わたしが行った去年は開場2時間ぐらい前からすでに列ができていて
みんないい席で観ようと必死なかんじでした。
フィルムにはその人らしい工夫が凝らしてあったり
新しいと感じられる視点が入っていたり
それをどんどんと見せられるので
まあ観てるほうはそんなに飽きないわけです。(しかも一本一本が短い)
多少英語わからなくても映像だからそれなりに意味もわかるしたのしめちゃう。
それがよいんでしょうね。
とはいえ、すっごくおもしろいかというと
うーん・・断言できる自信はないのですけど
カンヌにきたならこれは観ておけ!というもののひとつに
近年なっているようなので、
カンヌの空気にきちんと参加するという意味では
おさえておいて損はないと思います。
お得意さん(クライアントさんもいっしょにカンヌにくるケースがあるのです)と
いっしょにこれを観にきている人たちがいて、
それはとてもいいんじゃないかなあと思いました。
CMのディレクターさんのことなんて
そこまで考えたことないでしょうし、
「広告」だけじゃなくて「広告をとりまくもの」のはなしを
ふわーっとたのしく観られて、それをお互いに共有できるっていうのは
結構いいことなんじゃないかなあと思いました。
(You Tubeにこのとき流れたフィルムをまとめているチャンネルがあったので観たい方はぜひ)
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カンヌ広告祭の前半は
スクリーニングといって
出品作ぜんぶがばーっと並ぶ期間があります。
その中から審査が行われ、Bronze、Silver、Gold、Grand Prixと決まっていくわけですが
おもしろいものもつまらないものも全部並ぶのはこのときだけ。
一般的には、ある程度審査がすすんで審査を通過したものが並んだあたりから
見はじめるのがよいとされていて、
わたしも基本的にはそうしていたのですが、
フィルムだけはスクリーニングもちょっと見ておくとよいかも。
みんなだらーっと会場(映画館みたいなもんです)に座って、
つぎからつぎへと出品されたCMを観る。
おもしろいものにはみんながワッと笑い、
特に何とも、なものには何の反応もなく、
ひどくつまらないものにはブーッとブーイングが湧きおこる。
その反応を見ておくと、授賞式で答え合わせができるわけです。
「あ!あのときみんな笑ってたあれか。そりゃGoldだ」
「たしかにこのCM覚えてるなあ、Silverかあ、わかる」
「あれ?ちょっといいなと思ってたあのCMは圏外なんだ」
MTV のballoonsなんかは何回流れても拍手喝采でした
たとえばプリントやデザインやチタニウムなどの部門は
展覧会のように壁にボードがわーっと掛けられるのですが
これは全部読むのたいへん。しかも観てる間けっこう孤独。
でも、フィルムはみんなで観られて、その場その場で反応も返ってくるから
スクリーニング期間中もわりと退屈することなく観られるかなと思います。
おすすめさん。
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今年もカンヌの季節がやってまいりました。
なんでも、今年カンヌに行く方の何人かが
この「カンヌの話」をのぞいていると聞き
なんだかとても申し訳なく思い、
ちゃんと去年の受賞作のこととか
これがおもしろかったと思う、ということも
ちゃんと書いておかなければと思ったので
書こうと思います。すみません。
顔も名前も知らないあなたのために書きます。
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ものすごくおいしい身を、ものすごくかたい殻で覆っている、
っていうのは、どういうつもりなのか。
うまい→みんなに狙われる→殻を進化させて守る
という進化の歴史を想像するけど、
そもそもそんなにおいしくならなきゃよかったんじゃないか、と思ってしまう。
エビには理不尽なうまさがあるね。
タグ: イセエビ, 五島の話
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ひとたび膝に乗りたいと決心すると猫はしつこい。
たとえその膝の上に飼い主の腕があろうと本が載っていようと
むりやり自分を小さく折りたたんでのっかってしまう。
片手を乗せる。
次に上半身を乗せる。
後ろ足は床で突っぱらかっているくせに
上半身は無理にリラックスしている。
隙をみて下半身もじわじわと乗せてくる。
ついに成功、しかし狭い。
すると、猫は自分を小さく折りたたむ。
とぐろを巻いたように丸く折りたたんで
ごろごろと喉を鳴らす。
おいっ、本当にその姿勢がうれしいのか…と
ときどき不思議に思うことがある(玉子)
タグ: 猫愚痴, 膝にのる
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五島列島、福江島。
ぼくがそこの出身だと言うと、たいていの人は、
島を一周するのに歩いて30分みたいな想像をするのだけど、実際はまあまあデカイです。
島の北側と南側では植生や景色がまあまあ違います。そのくらいのデカさ。
島の南側には、富江という町があります。
ここに只狩山(ただかりやま)というまあまあ小高い山があり、その中腹に展望所があります。
島の南側をぐるっと一望できる展望所で、最近はじめていったのですが、ここはおすすめです。
景色もいいけど、展望所の前にぶっさしてある立て札。
「苦と愛と真友達との出会い」
意味はよくわかりませんが好きです。
いっそもう五島のキャッチフレーズにしたらいいのに、とさえ思います。
「苦と愛と真友達との出会い・・・五島列島」
心がやすらぐ島、とか、ロマンあふれる島、とかウソっぽいじゃないですか。でもこのキャッチフレーズはリアルだ。
しかも、いろいろ想像してみるに、五島に来たらほんとに出会える気がします。
苦と愛と真友達に。
だからあなたもぜひ来てみませんか?
・・・なに?苦はいらない?そんな甘っちょろい気持ちじゃ、五島は楽しめないぞっ!
展望所からの眺めはこんな感じです。
富江町の観光案内です。
こんな感じです。
タグ: 富江
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猫が怪我をする。
ケンカで相手の爪が刺さったような怪我をする。
表面的にはなんともない。
しかし水面下で怪我をしている。
すると皮膚に気泡ができる。
獣医に示されたあたりの皮膚を強くつまむと
プチプチと気泡がつぶれる音がする。
まるで荷物のクッションにするあのプチプチを潰しているようだ。
気泡ができた部分は毛が抜ける。
面白いほど抜ける。
当然ながらハゲになる。
まあ、それだけですめば幸いだ。
抗生物質の注射で済む。
それだけで済まない場合は、化膿する。
傷を負って2、3日してから腫れてくる。
悪くすると切開手術になる。
猫がケンカをしてきたな、と思われるときは
カラダをちゃんと調べた方がいい。
見ただけではわからない。
さわりまくって、あちこちの皮膚をつまんで
腫れているところはないか、プチプチ音がしないか、
毛が抜けているところはないか、調べた方がいい。
猫の爪はなかなか強い。
皮膚の表面が裂ける傷はわかりやすいが
注射針のように刺さった傷は外から全くわからない。
猫が尻尾を膨らませて帰って来たり
目が血走っていたり
妙に意気揚々としていたり(勝ったな)
妙に落ちこんでいたり(負けたね、あんたは)
近所で唸り声が聞こえたりしたら要注意です。
家の中だけで暮らす猫はもちろんこの限りではありません。
ハエタローも、もう散歩をやめてもらいたいです(玉子)
タグ: 猫の怪我, 猫愚痴
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春の海は一気に潮が引くから、うかうかしてられない!
ぼーっとしてるとほら・・・
海に帰れなくなってしまったり。
そして、そのすきに人間たちは掘る!掘る!掘る!休んでは、また掘る!
一度掘りだすと掘るという行為の魔力にとりつかれてしまう、
潮干狩りシンドロームにあなたはかかったことがありませんか?
食べる分だけ、行けばとれる。
ずーっとそんな海だったらいいんだけどなあ。
タグ: はまぐり, 中村直史, 五島の話, 潮干狩り
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