夏至の話 オーストラリア
今日は、夏至。
日本では、いよいよ本格的に夏の暑さを感じ始める。
一方、南半球では季節が逆。違和感を覚えるかもしれないが、
冬に夏至を迎えることになる。
夏至という言葉を定義したのは、北半球の学者たち。
彼らは当時、南半球の存在も、地球が丸いことも
知らなかった。そのため、自分たちが暮らす
地域の季節に合わせて「夏の至り」と定義した。
同じ時期に真逆の季節を迎える地域があるとは、
つゆほども思わなかっただろう。
天文学的には地球上どこでも「夏至」なのだが、
オーストラリア人は、12月頃の日が高い一日を
夏至と呼び、今日は冬至と呼ぶのが一般的だという。
南半球の人と話すときには、
6月の話なのか12月の話なのか、確認が必要そうだ。