サイコーでサイアクな夜 という
おほめの言葉をいただいた。
DORADO RADIOという
どなたが知らねどラジオがお好きなかたらしきブログ。
記事の中でわざわざリンクもしてくださって
ありがとうございます。
◎ DORADO RADIO http://doradois.com/blog/log/eid375.html
サイコーでサイアクな夜 という
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番組の一部が聴けるようになりました。
CDの原盤権の都合上、BGMは変えてあります。
原案:古田彰一
スクリプト:細田高広・八木田杏子
構成・演出:厚焼玉子
MIX・演出:森田仁人
AD:吉田香
CP:久保田永靖
出演:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/
出演:三坂知絵子 http://www.studio-2-neo.com/
自由が不自由になるとき。(八木田杏子)
細田が自由に戸惑っているころ、
私は不自由に戸惑っていました。
「コンビニ」というテーマを発見して、あんなに盛り上がったのに・・・・。
それが、窮屈な制約になってしまったのです。
最初は、地平線まで広がる砂漠のようなキャンパスに、
自由に絵を描いていました。
砂場でしか遊んだことのない子供が、
砂浜で大きな創造物に挑戦するように。
夢中になって、手探りで、砂をかいていました。
それなのに。
「コンビニ」というテーマができた途端、
砂浜が砂場になってしまったのです。
コンビニ商品を題材にして・・・・
コンビニにいる時の気持ちを描いて・・・
棚の前でこんな行動をとったりして・・・
だんだん発想が小さくなって、
どんどん細かい描写に拘るようになりました。
そんな原稿に、
J-waveの久保野さんと厚焼玉子さんから、厳しいひと言。
「商品に縛られ、自由を失っています。」
さらに、優しいひと言。
「最初の原稿のほうが、心を打ちました。」
そして、有り難いひと言。
「かき氷から、アラスカに飛んでもいいんですよ。」
コンビニは発想の起点でしかなく、
そこから世界中に飛べるし、過去や未来に行くこともできる。
自由な砂浜を、不自由な砂場にしていたのは、私自身でした。
そこから抜け出して、どこまで遠くへ行けたのか。
結局、すぐ近くで息絶えたのか。
今日の25時から、それが分かってしまいます。
自由がいちばん、難しい。 (細田高広)
前回の記事にあった、南麻布の夜。
思い返して手帳をめくってみたら、
6月8日と書いてあります。
オンエアーからさかのぼること約2ヶ月ですね。
僕らは早速、翌日から原稿に取り組みました。
が、思うように筆が進みません。
「コンビニを舞台にしたオムニバスで、あーで、こーで…」
と皆で話しているときには捉えた気がした「企画の芯」。
それが、いざ原稿用紙を前にすると
蜃気楼のように儚く消えてしまうのです。
こんなとき、普通の広告制作の仕事ならば
オリエンペーパーを読み返して
「そうそうこれが問題なんだよな」
と一から再確認できるのですが。
この仕事にお題なんてあるはずありません。
純粋に、何が書きたいの?が試されている。
はて。コンビニを舞台に、
一体何を書けば面白いんだろう。
何も制約のない広大な白紙が、
まるで砂漠のように思えてきます。
悩んだ挙句、
コピーライターだし広告発想で進めてみよう、
とコンビニの中の商品に寄り添って書き始めました。
僕と八木田でなんとか揃えた原稿、およそ5本。
おそるおそるJ-WAVEの久保野さんと、
厚焼玉子さんに送ります。
すると、返事はすぐに帰ってきました。
「商品に縛られ、自由を失っています。」
不自由な言葉は、すぐにバレる。
(つづく)
今は、Barよりもコンビニ(八木田杏子)
このまえは唐突に、
「CVS MIDNIGHT」の番組紹介をしてしまいました。
いつのまに創ったの?
どうやって創ったの?
なんで古田組?
そんな疑問を持たれた方もいると思います。
日曜日の25時からは「J-wave25」という、
新しい番組にトライできる時間。
今年の3月には、山本高史さんが
ロックの歌詞をコトバで紐解く「言葉ロック」を放送しました。
Visionでラジオ番組に目覚めていた古田組。
そこで何かやらない?と厚焼玉子さんが言ってくれた瞬間、飛びつきました。
そのときはまだ、「コンビニ」というテーマは見えていません。
古田組長が発案した「サウンド・プレイスメント」という考え方で、
広告では描きにくい「商品にまつわる物語」を書き始めました。
細田と八木田が、思い思いに書いた原稿は、1話完結のオムニバス。
全体を貫くテーマや構成が見えないものでした。
さすがに何か、繋がりがほしいよね。
パルプフィクションみたいに、最後に分かるとか?
登場人物を同じにする?
場所を決める?
J-waveの久保野さん、厚焼玉子さん、古田組で
うんうん唸ること1時間。
架空のBarをつくって、マスターとお客さんを描いてみる?
いや今は、コンビニの店員とお客さんの方が面白いんじゃない?
コンビニって、いろんな人の本性が、透けて見える感じがするよね。
スポンサーも探しやそうですね。
面白いものになりそうな予感。
ビジネスになりそうな安心感。
全員の顔が、ほころびました。
六本木ヒルズから見下ろす景色が、
煌びやかな夜景に変わっていました。
そして、5人揃って西麻布へ。
いい仕事が始まりそうな夜は、お酒がすすみます。
お茶漬けを食べるころには、なぜか、
身体の柔軟性を競うために、みんなで前屈していました。
1位は厚焼玉子さん。べったり手のひらがつきます。
外灯に集まる虫たちのように(細田高広)
冷気と明かりに誘われて、
深夜のコンビニには
人が吸い込まれるように集まってきます。
仕事帰りの人も。出勤前の人も。
高給取りも。フリーターも。
おじいちゃんも。少年も。
芸能人や、社長さんだって。
普段、交差するはずの無い人も、
コンビにではすれ違う。
無表情の仮面の下に、
どんな感情を隠しているのか。
もし、心の声が聞こえる特殊能力に
目覚めたとしたら、
コンビニは是非行ってみたい場所ではないか。
そんな妄想話から、ラジオ番組の企画が生まれました。
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J-WAVE25 CVS MIDNIGHT 〜熱帯夜の物語〜
8月16日 25時~26時
ナレーター
大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/
地曳豪 http://www.gojibiki.jp/index.html
三坂知絵子 http://www.studio-2-neo.com/
スタッフ
原案 古田彰一
構成・演出 森田仁人 厚焼玉子
スクリプト 細田高広 八木田杏子
AD 吉田 香(J-WAVE)
CP 久保野永靖(J-WAVE)
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どうぞ、眠りながら聞いてください。
日曜日を終わらせたくない夜に(八木田杏子)
日曜日を終わらせたくない夜は、
つい夜更かしをしてしまいます。
寝るまではずっと、日曜日。
たとえ12時を超えたって、日曜日。
そんな延長戦に入ったときのために、
ラジオ番組をつくりました。
テーマは、熱帯夜のコンビニ。
そこは、外と家の中間のような場所。
何気ない振る舞いや表情の奥に、
無防備な本音が見え隠れします。
割り切れたようにみえるコンビニという場所で、
割り切れない人の思いが聞こえてきたら・・・。
ただすれ違うだけの人も、優しく見送りたくなる番組です。
今週末の日曜日、深夜25時からJ-waveでお届けします。
放送: 8月16日 25時~26時
出演: 大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/
地曳豪 http://www.gojibiki.jp/index.html
三坂知絵子 http://www.studio-2-neo.com/
原案: 古田彰一
演出: 森田仁人 厚焼玉子
スクリプト:細田高広、八木田杏子
AD: 吉田 香(J-WAVE)
CP: 久保野永靖(J-WAVE)
お休みを終わらせる前に、どうぞ。
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