スープ スープの始まり
やわらかな湯気をまとうスープに浸した、ちぎったパン。
口に含むと、
麦の香ばしい薫りとスープのやさしい味が
ゆっくりとあたたかく拡がってゆく。
実は、これがスープのはじまりです。
もともと保存食だったパンは、
大きなものを焼いておいて、
食べるたびに切り出していたもの。
中世ヨーロッパでは、
硬くなったパンをおいしく食べるために
野菜や豆、肉の煮汁に浸して食べていたそうです。
じんわり、ひたひた、ぽかぽか、ほっ。
今日の夕食に、そんなスープはいかがですか?