蛭田瑞穂

森由里佳 19年9月8日放送


kaetidh
ダンス 伝わるダンス

みなさんは、ダンス作品を見たことがあるだろうか。
どうやら、振付家の指示通りに踊ればいい作品ができる、
というわけではないようだ。

慶應義塾大学のジャズダンスサークルSIG(シグ)で振付を指導する
振付家・高柳明子はある時、練習中のダンサーたちの動きを止めた。
「それでは伝わらない」。

しんと静まり返るダンススタジオ。
汗をぬぐうダンサーたちの荒い息遣いだけが聞こえる中、高柳は言った。
「与えられた世界観を再現するのではなく、自分の世界を表現してほしい。」

一人ひとり、思い思いの表現があってこそ、
想像以上の作品が生まれるということなのだろう。

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森由里佳 19年9月8日放送


Mark-Strozier
ダンス バタフライ・エフェクト

今年で20周年を迎える、ジャズダンスサークル、慶應義塾大学SIG(シグ)。
その節目を記念する公演がある。

現役の大学生と卒業生が一緒に舞台に上がるこの公演のタイトルは、「バタフライ」。
一匹の蝶のはばたきが、
遠くの場所で大きな竜巻を起こすかもしれないという、
「バタフライ・エフェクト」と呼ばれる言葉に由来する。

小さな出会いや、少しの時間の積み重ねが、大きな奇跡を巻き起こす。
そんな希望を込め、およそ170人のダンサーたちが今日、
世代を超えて、ともにステージの上で舞い踊る。

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星合摩美 19年9月8日放送



ダンス ダンスの神様

ダンスの神様と呼ばれた男、フレッド・アステア。
5歳からダンスを習い始め、34歳でハリウッドデビュー。
脇役だったものの、見事なダンスシーンで一躍銀幕のスターに。
次々とヒットを飛ばし、ミュージカル映画全盛期の立役者となった。

晩年、アステアはテレビで見たある青年のダンスに感動。
すぐさま「すごいな!」と電話をかけた。

彼が見たダンスは「ムーンウォーク」
マイケルもまた、幼い頃からアステアの大ファンだったという。

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星合摩美 19年9月8日放送



ダンス 裸足のイザドラ

アメリカ生まれのイザドラ・ダンカンは幼い頃、古典舞踊を学んだ。

やがて彼女は古典の枠にとらわれないダンスを模索。
1900年パリへと渡り、最高芸術とされるバレエに対し、
「トューシューズやチュチュは窮屈だし、号令に合わせるレッスンは刑務所の囚人みたい」
と言い放ち、ギリシア風の衣装に裸足という姿で即興のダンスを披露。
ダンスに衝撃と革命をもたらした。

裸足のイザドラは「モダンダンスの母」と呼ばれている。

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森由里佳 19年8月25日放送


bradley j
夏の飲み物  ミントジュレップ

ミントジュレップ。
その響きだけで、
爽やかな氷の音まで聞こえてきそうなこのカクテル。

いくつかあるレシピのうちの一つを紹介します。

たっぷりのミントと少しのシロップをグラスに入れ、
香りがでるように葉をつぶす。
クラッシュドアイスを加えたら、
バーボンウイスキーを注ぎ、よく混ぜる。
氷たちがくすぐったそうに溶けていくので、
さらにクラッシュドアイスを追加して、
ミントの葉を飾れば出来上がり。

思ったより、簡単でしょ。
ミントジュレップで、涼しい夏をお過ごしください。

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森由里佳 19年8月25日放送



夏の飲み物  ミントジュレップ

とあるレースの公式ドリンクである、ミントジュレップ。
バーボンウイスキーとミントが香る、涼やかなカクテルだ。

そのレースでは、2018年から、
カクテルに使うバーボンウイスキーを、
ウッドフォードリザーブに指定した。
バーボンウイスキーの中でも最高峰の格付けを誇る、
スーパープレミアムウイスキーである。

レースの名は、ケンタッキーダービー。
“スポーツの中で最も偉大な2分間”ともいわれる、
最高峰のレースである。

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佐藤日登美 19年8月25日放送


jurek d. (Jerzy Durczak)
夏の飲み物  ペリエ

南フランス・ヴェルジェーズに、天然の炭酸水が湧く水源がある。
健康にいいと言われたその水は、過去の偉人たちも口にした。

紀元前3世紀、英雄ハンニバルはその水を飲み、戦いに臨んだ。
19世紀、ナポレオン3世はその水を「フランスの誇りだ」と讃えた。

それは後に「ペリエ」と名付けられ、
世界中で飲まれるスパークリングウォーターとなった。
泡がきめ細かく、薄緑色のガラス瓶の中でシュワシュワと小気味いい音を立てる。
夏にはよく冷やして、爽やかな刺激を楽しみたい。

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蛭田瑞穂 19年8月25日放送



夏の飲み物  フローズンダイキリ

夏に飲みたいカクテルといえば、フローズンダイキリ。

ホワイトラム、ライムジュース、ホワイトキュラソー、砂糖、
クラッシュドアイスを用意し、それらをすべてミキサーに入れる。

氷が砕けきらない程度にミキサーにかけたら
大型のシャンパングラスに注ぐ。

最後に輪切りしたライムとミントの葉を飾ったらできあがり。

文豪ヘミングウェイは1日に10杯以上も飲むほど、
フローズンダイキリを愛したという。

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蛭田瑞穂 19年8月25日放送


Marco Arment
夏の飲み物  モヒート

夏に飲みたいカクテルといえば、モヒート。

グラスにライムとミント、砂糖を入れ、
ライムとミントをやさしく潰す。
そこに氷、ラム、ソーダを入れ、よく混ぜる。
最後にミントを飾ったらできあがり。

映画『007 ダイ・アナザー・デイ』の中で、
キューバを訪れたジェームズ・ボンドが注文したのもモヒート。

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蛭田瑞穂 19年8月25日放送



夏の飲み物  ピニャ・コラーダ

夏に飲みたいカクテルといえば、ピニャ・コラーダ。

ホワイトラム、パイナップルジュース、
ココナッツミルクを十分にシェイクし、
クラッシュドアイスを入れたグラスに注ぐ。
最後にカットしたパイナップルを添えたらできあがり。

ピニャコラーダは村上春樹の小説
『ダンス・ダンス・ダンス』の中にも印象的に登場する。

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