朝ごはん 林芙美子の朝ごはん
小説家・林芙美子。
彼女が描写する料理の品々はたまらなくうまそうで、
想像するだけでのどが鳴る。
もちろん、朝ごはんについても彼女の筆は進む。
このごろだったら、胡瓜をふんだんに食べる。
胡瓜を薄く刻ざんで、濃い塩水につけて洗っておく。
それをバタを塗ったパンに挟んで紅茶を添える。
紅茶にはミルクなど入れないで、ウイスキーか葡萄酒を一、二滴まぜる。
私にとってこれは無上のブレック・ファストです。
きゅうりとバターとパンと紅茶。
思わず買いに走りたくなる。