Vision収録見学記

Vision収録見学記(6)

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熊埜御堂―憧れの所作

収録の現場でうっとりさせられる所作がありました。

ディレクターのCさんが、
ガラス越しにDJブースのVieVieさんに送るその合図。

指揮者が、演奏の幕を開けるタクトを振るように。
そっと、でも、その場を確かに操る、
手を天にかざす仕草です。

最初は、なんだろ、あれは?と思っていました。

でもだんだんと、
ああ、あの手つきを合図にVieVieさんは
原稿の読み始めを判断しているんだな
と分かってきました。

つまり、それはQ出しの合図です。

私たちコピーライターがラジオCMをつくるスタジオには
キューボタンといわれるスイッチが機材に組み込まれています。

そのボタンを押すと
防音ガラスに隔てられたナレーターさんの目の前のランプが光って
「今から原稿を読み始めて!」という合図が
送れるようになっているのです。

まさにそれと同じやりとりが
ガラス越しに向かい合うCさんとVieVieさんの間では
かざした手とまなざしの交換で行われていました。

単に習慣の違いと言えば、それまでなんですが
そのQ出しの所作が、Cさんのダンディないでたちと相まって、
なんとも言えずかっこいい!!

次、私がラジオCMを演出・収録できる機会がきたら
かざしたその手で、Q出ししてみようかなー
なんて思いました。 (つづく)

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Vision収録見学記(5)



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石橋涼子ー音楽のこと

収録中にメモしたフジ子・ヘミングの「トロイカ」を
CDショップで捜索中の石橋です。

音楽の話を私も少々。

Visionはラジオのショートプログラムであり、
ラジオCMではありません。
というわけで、使える楽曲の幅がとても広いのです。

スタジオ内には古今の名盤が山高く積まれていて、
この中のどの曲を使ってもいいのね!と思うと
興奮してワクワクそわそわモジモジします。

関係各位には言わずもがなの話ですみません。
それ以上に、一般の方にわかりにくい話ですみません!
音楽には色々と、そう、権利とか権利とか権利とかがあるんです。

保持(ホジと書いてヤスモチと読む)さんは、
CMでは使用不可能と言われるビートルズの音源を
使うためだけにジョン・レノンの原稿を書いたのだとか。
(いや、それだけじゃないと思いますけど)

私はエリック・サティの曲が好きなので、
この機会にリクエストしちゃおっかなーなんて思って
にやにやしていました。

そして思い出しました。
サティは死後50年経っているから、
音源によっては権利がフリーだ・・・

ディレクターさんが一生懸命MIXしている横で
そんなことを考えながら一人にやけたり、
がっくりしたり、気味の悪い百面相をしていました。

収録って楽しい・・・ (つづく)

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Vision収録見学記 (4)

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熊埜御堂―すすむ収録

石橋涼子さんの華麗なる脱線を軌道修正に参りました、
熊埜御堂由香です。
Visionはレギュラーで原稿を担当するメンバーに、
われわれ薄組のようにたまにお邪魔するゲストメンバーを加えると、
20 人以上のコピーライターが原稿を書いています。

収録は毎回、立ち会うわけではなく、
J-WAVEの方も、この原稿を書いたのはどんなひとなんだろうかと
いろいろな想像をふくらませていたよう。

名刺交換をして、
VieVieさんが、熊埜御堂という珍名にひとしきり驚いたあと、
「そういえば、ほじさんってどんなひとですか?うすいさんは?」
とキラキラしたまなざしでたずねてきました。

ほじに、うすい・・・??
そんな、メンバーにいないはず・・・、
あっ!

「保持(やすもち)に、薄(すすき)ですね。」
こんど、3人で珍名Visionチームを組もうかなぁと思うくらい、
紛らわしい名前!

そんな会話から、和やかな雰囲気に。

ディレクターのCさんが原稿にあう楽曲を
その場で選びMIXしていきます。
フジ子・ヘミングの原稿に当てられた彼女の楽曲を
石橋さんが気に入って、CD名を聞いてメモしていたり、
わいわいと、収録は進んでいきます。

その場でいろんな音源をききながらMIXしていくライブ感が新鮮!
広告の仕事では、納品してから、
OAや掲出までが1ヶ月以上空くこともざらです。
常に作業は前倒し。真夏にクリスマスの原稿を書いたり、
冬にキンキンに冷えたビールの
原稿を書くことも。

現在、土曜の15時。
そういえば、いま収録しているものが
数時間後にはもう放送網に乗っかって
世の中に届けられていくんだなぁと思うと
少し不思議な気持ちになりました。
(つづく)

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Vision収録見学記(3)



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石橋―前置き、またの名を脱線その2

厚焼玉子さんからは
「ヒルズはセキュリティが厳しい!
 トイレに出たら、もう戻れない~!!」
と5回くらいアドバイスされて、いや、脅されていました。

佐藤さんから来客用セキュリティカードをいただいた時は
これでトイレに行ける!!と感動したものです。

しかしトイレの恐怖はセキュリティだけではありません。

六本木ヒルズでは、目的地に着けずにおろおろしている
埼玉(仮)のおばちゃんをよく見かけますが、
オフィスフロアもかなり複雑なラビリンスなのです。
トイレに行ったら、もうJ-WAVEがどこにあるのかわからない。
案内のお姉さんもいないし、案内板もない。
これも一種のセキュリティ・・・!?

というわけで、私がトイレをどうしたかというと、
ガマンしました。はい。
冷えのキビしい冬だったらやばかったです。

またまた脱線してしまいました。
今度こそ・・・

収録は、J-WAVE内のスタジオで
プロデューサーさん、ディレクターさん、ミキサーさん、
そしてナレーターのVieVieさんの4名で進められます。

みなさんで、侃々諤々と意見をぶつけあったり
それぞれの解釈を述べたり、談笑したりしながら
Visionは作られているのです。
ラジオへの愛がだばだばと溢れる現場です。
森でマイナスイオンを浴びるより元気になれます。

われわれもご挨拶をさせて頂いて。
さあ、収録が始まります。

(つづく)

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Vision収録見学記(2)



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石橋―前置き、またの名を脱線その1


みなさま(ほぼ)はじめまして。
薄組の石橋と申します。
今回は、麻布十番祭りも六本木ヒルズ盆踊りもスルーして
Vision収録現場をきゃぴきゃぴ見学させていただきました。
そのレポートを、まずは私から・・・

私はラジオが大好きで、聴くのも好きですが
投稿するのも応募するのも大好きです。
先日はJ-WAVEさんから生ビール1ケースが届きました。
ありがとうございます!

って、ふつうのリスナーですみません。

なので、Visionもリスナーとしてずっと聴いていました。
ステキだな楽しそうだなと思っていたので、
参加させて頂けることになって本当にうれしかったです。

とはいえ後発組ですから勉強すべきことはてんこ盛りです。
例えるならいつの間にか増えていたエグザイルの
後ろの方の人げほげほ何でもないです。
今後のためにも収録をしっかり見学させていただいて、
より良い原稿作りに活かしたいと思ったのです。

本音を言うと、
六本木ヒルズのオフィスってどんなオシャレなとこかしらドキドキ
と思ったのです。

前置きが長くて、しかも無意味ですみません。
そんなわけで、厚焼玉子事務局長にお願いして
六本木のJ-WAVEへ見学に伺わせていただいた次第です。
当日は事務局の佐藤さんが引率係としてお付き合いくださいました。
余談ですが、意外と年上だという事実にびっくり。

さて、いよいよ六本木ヒルズ森タワーオフィス棟に到着です。
(つづく)

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Vision収録見学記(1)



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Visionはコピーライターが書いた原稿を、
J-WAVEの放送局で演出、収録して放送されています。

紙原稿という素材がどんな風に、音に料理されていくのか、
はじめてVisionの原稿を書いた、
熊埜御堂&石橋が収録現場にお邪魔しました。

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