Dovima-2010
Happy Wedding 〜ブーケトス〜
教会から出てきた花嫁が
後ろ向きで投げた花束をつかみ取ることができたら、
次の花嫁になることができるとされる結婚式でのブーケトス。
このブーケトスは、
14世紀ごろのイギリスでの風習からはじまったとされている。
当時の結婚式では、
花嫁の幸せにあやかろうと参列者たちが
花嫁のブーケや小物を取ったり、ドレスを引っ張ったり。
こういった行為が頻繁に行われるようになり、
花嫁にとっても、参列者にとっても、危険だと考えられ、
それなら、あらかじめ「次の幸せ」を分け与えるという意味で
持っていた花束を投げてしまおうということではじまったのだ。
多くの女性が目を輝かせ、
「絶対に、わたしが…!」と、
ブーケが投げられる瞬間に胸を高まらせている女性の姿は
14世紀も、今も、変わらないのかもしれない。