蛭田瑞穂 16年12月31日放送

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出発 connecting the dots

1972年、
オレゴン州のリード大学に入学したスティーブ・ジョブズは
半年後には大学での教育内容になんの価値も見いだせなくなっていた。

両親が苦労して捻出した授業料を浪費するだけの生活に嫌気がさし、
ジョブズは退学を決意する。

興味のある授業に潜り込むことを決めたジョブズは、
「カリグラフィー」という、文字の美しさを学ぶ授業に出会う。

それがのちに、美しいフォントを持つ世界初のコンピュータ
「マッキントッシュ」の誕生につながる。

ジョブズは語る。

 将来を見通して、点と点をつなぎ合わせることなどできません。
 できるのはあとから点をつなぎ合わせることだけです。
 だから、私たちはいまやっていることがいずれ人生のどこかで
 つながるだろうと信じるしかないのです。

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森由里佳 16年12月31日放送

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MIKI Yoshihito.
出発 明日へのエール

スティーブ・ジョブズは
アップルに復帰したとき、こう言った。
 
 昔を振り返るのはここでやめにしよう。
 大切なのは明日何が起きるかだ。

未来を叶えるために、
ジョブズは過去を超えていく。

明日からいよいよ2017年。
あなたのまっさらな明日が、未来が、
もうすぐ始まろうとしています。

どうぞ、良い明日を、おむかえください。

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熊埜御堂由香 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの メリークリスマス!

メリークリスマス!
その言葉は、正確に言うと、

「I wish you a merry Christmas.」

キリスト教徒たちが、イエス生誕の日を楽しく過ごせますようにと
声をかけあって生まれた挨拶だった。
メリークリスマス!
それは、ひとがひとを思う、
そんな気持ちがシンプルにこめられた愛の言葉。

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熊埜御堂由香 16年12月25日放送

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kylehase
ことばの贈りもの 人類という家族

すっかり日本人にとっても大事な年中行事になったクリスマス。
けれど、心の片隅で、
キリスト教徒じゃないけれど浮かれていいのかな?
なんて思いがよぎったら、
クリスマスにまつわるこんな名言を贈ります。

 人類はあらゆる人種や宗教が集まった巨大な家族。
 クリスマスが来て神の愛を思うたびに、
 私たちは皆兄弟であることを
 思い出すのです。

今日は地球がまるごと家族になって
幸せがあふれる日。
さぁ、メリークリスマス!

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茂木彩海 16年12月25日放送

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Ashley Coombs
ことばの贈りもの 女心をつかむコツ

ショーン・ペンが、かつての人気ロックスターを演じた異色の
ロードムービー、「きっとここが帰る場所」。

ファッションの趣味も好きな歌手もまったく異なるロック少女に
恋をしたが故、相手にしてもらえず落ち込む少年に、
ショーン・ペン演じる主人公、シャイアンは
ゆっくり、優しく、こんなことばを贈る。

 女心をつかむコツは時間をかけること。
 彼女のそばにいて、一緒に時を過ごせ。
 大事なのは、安心してもらうことだ。

具体的な行動を起こすのではなく、
ただそばにいるというアドバイスは、
少年にとって、ちょっと意外でありながら
かけがえのない助言となったに違いない。

今日は、クリスマス。
大切な人のそばにいること。それこそが、
聖なる夜にふさわしい、いちばんの贈りものなのかもしれない。

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小野麻利江 16年12月25日放送

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Dan Lacey
ことばの贈りもの マザー・テレサ

もしも今日、あなたの周りに
不機嫌そうな顔をした人が
いるとしたら。

マザー・テレサのこんな言葉を
贈ってみてはどうでしょう。

 平和は 微笑みから始まる。

もしもそれでも、
不機嫌そうな顔が直らなかったら。

微笑みから始まる平和を、
あなたからその人に
贈ってみてください。

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薄景子 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの ボブ・ホープ

20世紀のアメリカを代表するコメディアン、ボブ・ホープ。
演劇やラジオ、映画、テレビをはじめ、
半世紀以上、軍隊の慰安興行に出演するなど、
永く広く活躍した。

生涯で2000以上の賞を受賞し、
ギネスブックでも「最も数多く受賞した喜劇俳優」と
認定されている。

その毒舌とユーモアで人々を笑わせ、
時に苦しみをも希望に変え続けたホープ。
そんな彼がのこしたクリスマスの名言がある。

 私の考えるクリスマスとは、とてもシンプルなものだ。
 他の人を愛すること。考えてみると、
 それをするのにクリスマスまで待つことはないね。

きょうクリスマスは
いちばん大切な人を笑顔にする日。
そして、それを日常にしていくことこそが
究極の愛のプレゼント。

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小野麻利江 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの 横浜市営バスの運転手さん

昨年、横浜市を走るバスの車内で
赤ちゃんが突如ぐずりはじめた。

母親が懸命にあやしながら、
周りに頭を下げつづけていると、
こんな車内アナウンスが流れてきた。

 お母さん大丈夫ですよ、
 赤ちゃんですから気になさらないでください。
 きっと眠いか、お腹すいているか、
 おむつが気持ち悪いか、
 暑いかといったところでしょうか。

運転手のその声かけで、
車内の空気は一瞬にしてなごんだという。

一人の母親を孤立させないための、
ことばの贈りもの。
ニュースにも取り上げられ、
たくさんの人の心を温めた。

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石橋涼子 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの ヘンリー・ファン・ダイク

今日はクリスマス。
ここ日本でも、家族へ、恋人へ、友人へ、
様々な贈り物が行き交う日。

今もまだ、大切な人へのプレゼントで悩んでいる人には
アメリカの聖職者であり教育者でもあった
ヘンリー・ファン・ダイクの言葉を。

 最高のクリスマスプレゼントは
 一番お金をかけたものではなく、
 一番多くの愛がこもっているもの。

もしも、プレゼント選びでへとへとになってしまったら、
それも贈りものの一部だと考えてみませんか。
メリークリスマス。

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石橋涼子 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの ギャリソン・キーラー

ことしは三連休だったクリスマス。
もちろん、まだクリスマス気分がやってこない
という人もいるでしょう。

アメリカの作家であり
ラジオ番組の人気司会者でもある
ギャリソン・キーラーはクリスマスについて
こう語っている。

 クリスマスの素晴らしいところは、
 強制なことです。
 雷のように、みんな一緒に乗り切ります。

まだ今日という日は十分残っている。
嵐のような勢いでクリスマスがくるかもしれません。
おたのしみに。

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