名雪祐平 12年11月25日放送
Dina Regine
こたえてしまう ミック・ジャガー
ローリング・ストーンズ、
ミック・ジャガーへの
インタヴュー。
Q.いまいましい質問をひとつ。
この世でもっとも美しい女性は?
俺はクレイジーじゃない。
悪いな。ちゃんと結婚した妻がいるんだ。
Q.天国で会いたい美しい女性は誰ですか?
マレーネ・ディートリヒ
マリリン・モンロー
俺の女たちとは限らない。
聞かれれば、
こたえてしまう。
死んだ女なら
ジェラシーは生まれない?
名雪祐平 12年11月25日放送
こたえてしまう トミー・リー 1
ロサンゼルスのへヴィメタルバンド、
モトリー・クルーのドラマー。
トミー・リーへの
インタヴュー。
Q.あなたは何回結婚しましたか?
3回か4回。忘れたよ。
Q.パネラとは何回結婚しましたか?
2回か3回。忘れたよ。
Q.それで、あなたはパネラを
殴り倒したんですね?
違う! 俺は殴ってないし、
パネラを愛している。
なんでこの俺が刑務所に入るんだ、
と言ったんだ。
Q.パネラがあなたを殴ったことは?
いつもさ。
Q.パネラとのもっとも幸福な結婚は?
これからさ。もう1回さ。
名雪祐平 12年11月25日放送
こたえてしまう トミー・リー 2
ロサンゼルスのへヴィメタルバンド、
モトリー・クルーのドラマー。
トミー・リーへの
インタヴュー。
Q.彼女はあなたを愛していますか?
とても。
Q.彼女を何て呼んでいますか?
サル。
Q.彼女はあなたを何て呼んでいますか?
サル。
俺たちはサル一家なんだ。
Q.サルのセックスはどんなふうに?
屋外がいちばんだ。
ヨットの上でね。
Q.ここで話していることが
お気に障るのであれば言ってください。
いや、大丈夫だ。
まだ秘密は暴露していないから。
聞かれれば、
こたえてしまう。
果てしなく。
宮田知明 12年11月24日放送
nodoca
つづける人 秋本治
こち亀、でおなじみ、
少年ジャンプの長寿マンガ、
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
作者・秋本治は、
連載の継続の難しい少年ジャンプにあって、
単行本にして182巻、1500話を越える連載を、
38年間、いまだ休んだことがない。
「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、
荒木飛呂彦はこのことについて、
「長く続ける秘訣は何か」と尋ねたところ、
秋本曰く、「規則正しい生活をしてください。」
長く続けるヒケツとは、内容如何よりも、
自分が続けられるコンディションを保てるか、
ということ。
漫画家は徹夜が当たり前、
と考えていた荒木は、
その後、秋本の教えを守り続け、
「ジョジョの奇妙な冒険」は今年、
連載25年目を迎える。
宮田知明 12年11月24日放送
dishhh
つづける人 森田一義
「笑っていいとも!」でおなじみ、
日本屈指のお笑いタレント、
タモリ、こと森田一義。
単独司会者としての
生放送の長寿記録として、
5000回達成の際に
ギネスブックに認定されたのが、
もう10年も前の2003年のこと。
その長く続ける秘訣を聞かれたところ、
タモリ曰く、
「反省しないこと。」
タモリ自身、「今日はすべっちゃったな」
と感じる日もある。
でも、クヨクヨ考えない。
次の日に引きずらない。
彼は、出演するすべての番組において、
一切反省会をしないという。
反省と聞くと、
それだけで正しいことのようにも感じるが、
「反省をしない」という決断の方が、
実は勇気のいることなのかもしれない。
高田麦 12年11月24日放送
tigoespark
つづける人 旭天鵬
今年の大相撲夏場所。
史上最年長初優勝を飾った、
モンゴル出身の力士、旭天鵬。
今年、大島親方の定年退職により、
部屋が消滅。
5人の弟弟子とともに
友綱部屋に移籍したばかりだった。
優勝インタビューで、
この年齢でなぜ優勝できたのか、
と問われると、彼はこう答えた。
「新しい部屋には、若い力士たちがいて、稽古がよくできた。」
その言葉の裏には、
大変な努力があったのだろう。
でも、彼のこの飾りのない言葉には、
長く続けてこられたことに対する、
周りの人たちへの感謝の気持ちが現れている。
渋谷三紀 12年11月24日放送
つづける人 小泉今日子
1985年に発売されたシングル曲
「なんてったってアイドル」。
その曲で、
アイドル自らアイドルと名乗り
注目を集めたのが、
ご存知、小泉今日子。
ことしで、デビュー30周年。
彼女は、こんなことを言っている。
人を好きになることを
経験するために、
アイドルはある。
最強のアイドルは、
最強のアイドル論を
生んでしまった。
渋谷三紀 12年11月24日放送
つづける人 浅利妙峰
一大ブームとなった
万能調味料、塩こうじ。
その立役者が、浅利妙峰さん。
大分にある老舗こうじ屋の女将。
1000年以上の歴史をもち、
日本の食文化には欠かせない、こうじ。
しかし、みそや甘酒をつくる家庭が少なくなり、
いまや原料のこうじを売る店の多くが、
廃業に追い込まれている。
厳しい時代に、
こうじ屋を継いだ浅利さん。
専門書を読みあさる日々の中、
江戸時代の書物に「塩こうじ」を見つける。
アレンジを加え、売り出したところ大反響。
その後、塩こうじをつかった
オリジナルのレシピを1000以上も考え、
ニューヨークで講習会も行った。
守るだけでは、守れない。
浅利さんは、攻めつづけることで、
その看板を守りつづけている。
高田麦 12年11月24日放送
Andy Heather
つづける人 小津安二郎
豆腐屋は豆腐しかつくれない。
映画監督・小津安二郎の言葉である。
いつも同じ作風の古くさいものしかつくれない、
という批判に対しての答えである。
戦後は、大きく変貌していく日本社会を投影するような
ダイナミズムにあふれた映画が多かった。
その中で小津は小市民の淡々とした日常を描き続けた。
日常というモチーフは、目立たない。
でも、それを追い求めると、個性になった。
小津の作品は、いまでも新鮮な魅力を放ち続けている。
岡安徹 12年11月24日放送
Globovisión
ゴールを続ける人 リオネル・メッシ
世界最高のサッカー選手の一人、
リオネル・メッシ。
スペインのプロリーグ、リーガエスパニョーラ
でプレーするメッシは、今年これまでの
どのシーズンよりもゴールを決めてきた。
歴史が動いたのは、2012年11月11日。
今年76点目となるゴールを決め、サッカーの神様
ペレの持っていたリーガエスパニューラの
年間得点記録75点を抜いたのだ。
他の多くの選手で言えば7~8年分の得点を
1シーズンで獲得したことになる偉大な記録。
サッカーの神様をも鮮やかに抜き去り、
ゴールを続けて行くメッシ。
私たちは、歴史に残る選手の現役のプレーを
目の当たりにしている。