名雪祐平 19年8月31日放送
ラグビー! 言葉
ラグビーの精神を表す言葉がある。
「one for all, all for one」
ひとりはみんなのために、
みんなはひとりのために。
19世紀のフランスの小説
『三銃士』からの引用とされる。
そして、「ノーサイド」
試合が終わればおたがいの健闘を
称えあうこと。
ラグビーをやらなくても、
ラグビーの精神から学ぶことは、多い。
ラグビーワールドカップ、
初の日本大会まで、
あと20日。
森由里佳 19年8月25日放送
bradley j
夏の飲み物 ミントジュレップ
ミントジュレップ。
その響きだけで、
爽やかな氷の音まで聞こえてきそうなこのカクテル。
いくつかあるレシピのうちの一つを紹介します。
たっぷりのミントと少しのシロップをグラスに入れ、
香りがでるように葉をつぶす。
クラッシュドアイスを加えたら、
バーボンウイスキーを注ぎ、よく混ぜる。
氷たちがくすぐったそうに溶けていくので、
さらにクラッシュドアイスを追加して、
ミントの葉を飾れば出来上がり。
思ったより、簡単でしょ。
ミントジュレップで、涼しい夏をお過ごしください。
森由里佳 19年8月25日放送
夏の飲み物 ミントジュレップ
とあるレースの公式ドリンクである、ミントジュレップ。
バーボンウイスキーとミントが香る、涼やかなカクテルだ。
そのレースでは、2018年から、
カクテルに使うバーボンウイスキーを、
ウッドフォードリザーブに指定した。
バーボンウイスキーの中でも最高峰の格付けを誇る、
スーパープレミアムウイスキーである。
レースの名は、ケンタッキーダービー。
“スポーツの中で最も偉大な2分間”ともいわれる、
最高峰のレースである。
佐藤日登美 19年8月25日放送
jurek d. (Jerzy Durczak)
夏の飲み物 ペリエ
南フランス・ヴェルジェーズに、天然の炭酸水が湧く水源がある。
健康にいいと言われたその水は、過去の偉人たちも口にした。
紀元前3世紀、英雄ハンニバルはその水を飲み、戦いに臨んだ。
19世紀、ナポレオン3世はその水を「フランスの誇りだ」と讃えた。
それは後に「ペリエ」と名付けられ、
世界中で飲まれるスパークリングウォーターとなった。
泡がきめ細かく、薄緑色のガラス瓶の中でシュワシュワと小気味いい音を立てる。
夏にはよく冷やして、爽やかな刺激を楽しみたい。
蛭田瑞穂 19年8月25日放送
夏の飲み物 フローズンダイキリ
夏に飲みたいカクテルといえば、フローズンダイキリ。
ホワイトラム、ライムジュース、ホワイトキュラソー、砂糖、
クラッシュドアイスを用意し、それらをすべてミキサーに入れる。
氷が砕けきらない程度にミキサーにかけたら
大型のシャンパングラスに注ぐ。
最後に輪切りしたライムとミントの葉を飾ったらできあがり。
文豪ヘミングウェイは1日に10杯以上も飲むほど、
フローズンダイキリを愛したという。
蛭田瑞穂 19年8月25日放送
Marco Arment
夏の飲み物 モヒート
夏に飲みたいカクテルといえば、モヒート。
グラスにライムとミント、砂糖を入れ、
ライムとミントをやさしく潰す。
そこに氷、ラム、ソーダを入れ、よく混ぜる。
最後にミントを飾ったらできあがり。
映画『007 ダイ・アナザー・デイ』の中で、
キューバを訪れたジェームズ・ボンドが注文したのもモヒート。
蛭田瑞穂 19年8月25日放送
夏の飲み物 ピニャ・コラーダ
夏に飲みたいカクテルといえば、ピニャ・コラーダ。
ホワイトラム、パイナップルジュース、
ココナッツミルクを十分にシェイクし、
クラッシュドアイスを入れたグラスに注ぐ。
最後にカットしたパイナップルを添えたらできあがり。
ピニャコラーダは村上春樹の小説
『ダンス・ダンス・ダンス』の中にも印象的に登場する。
星合摩美 19年8月25日放送
夏の飲み物 甘酒
「あまい、あまい、あ〜ま〜ざ〜け〜」
甘酒売りの売り声は夏のお江戸の風物詩。
甘酒にはビタミンやブドウ糖などが豊富に含まれ、
夏バテ防止の栄養ドリンクとして大人気だった。
幕府は老若男女問わず元気にしてくれる甘酒を、
手軽に味わえるように値段の上限を4文、現在の100円程度と定めた。
江戸時代より暑いと言われる現代の夏。
甘酒のひんやりとしたのどごしが心地良い。
星合摩美 19年8月25日放送
夏の飲み物 ジントニック
世界で最もスタンダードなカクテルのひとつ
ジン・トニックが誕生したのは、18世紀の大英帝国。
熱帯の植民地でマラリア予防として飲まれていたトニックウォーターに、
熱病予防の薬酒でもあった蒸留酒ジンを加えたのが起源と言われている。
第二次世界大戦後には世界中に広がり人気となった。
スッキリとした味わいに、レモンやライムの柑橘系がもたらす爽やかな香り。
今や熱帯と化した日本の夏にもぴったりの一杯です。
永久眞規 19年8月24日放送
武将と日本酒
戦国時代最強の武将とも言われる上杉謙信。
彼の死に際をご存知だろうか?
まだ寒さの残る天正6年3月。
49歳で帰らぬ人となった謙信。
その場所は戦場ではなく、春日山城内の厠だった。
死因の最有力説は、なんと酒ゆえの脳卒中。
なにを隠そう彼が治めていたのは越後、今でいう新潟。
謙信が大の酒好きだったのも頷ける。
しかも彼のもっぱらのつまみは、梅干しと塩。
大量のアルコールと塩分摂取で、
高血圧だったことは想像に難くない。
そして彼の辞世の句がこちら。
四十九年一睡夢 一期栄華一盃酒
この句のように、
生涯も最後は酒でしめたのだろうか。