Jim
椅子の話 ミース・ファン・デル・ローエ
バルセロナ・チェア。
特徴は、エックス字型のフレームと革張りのシート。
オットマンとのセットがまた美しい。
1929年、バルセロナ万博のドイツ館に置かれたこの椅子は、
ドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエによって
デザインされた。
当時のスペイン国王、アルフォンソ13世が来館した際に
座ってもらう予定だったが、国王は訪れなかったそうだ。
ミース・ファン・デル・ローエは、
バウハウスの3代目校長を務めたのち、
アメリカに亡命し、ニューヨークの超高層ビルを設計した。
そんな彼の言葉。
「神は細部に宿る。」
「より少ないことは、より豊かなこと。」
デザインだけでなく、数々の名言も残している。