佐藤延夫(事務局)

佐藤延夫 17年3月4日放送

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スピーチの達人 セヴァン・カリス=スズキ

 どうやって修理すればいいかわからないなら、
 壊すのは、もうやめてください。

この有名な言葉は、1992年6月11日、
地球サミット総会でのスピーチだ。
カナダの環境保護活動家、セヴァン・カリス=スズキは、
9歳のときに環境学習グループを設立し、
12歳で地球サミット総会の壇上に立っていた。
スピーチは、およそ6分間。
情熱的に、シンプルに、
自分の言葉で堂々と語る。
それだけで、すべての人が魅了された。
スピーチの巧さに年齢など関係ないことを
彼女は教えてくれる。

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佐藤延夫 17年2月4日放送

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aidaneus
2月4日生まれのSNS

自分にやりたいことがあって、
実行する能力を備えているなら、
それを誰かに任せるほど愚かなことはないだろう。

今から13年前。
ハーバード大学のある学生は、
オンラインで繋がる学生名簿をつくろうと思った。
そんな彼の言葉だ。

「ばかばかしいのは、大学にやらせてしまうと2〜3年はかかってしまうことなんだ。
 僕ならもっといいものがつくれるし、しかも一週間で立ち上げてみせる。

2004年の今日、2月4日。
マーク・ザッカーバーグは、
Facebookをスタートさせた。

アイデアに爆発力を持たせるのは、スピードだ。

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佐藤延夫 17年2月4日放送

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winterriot
2月4日生まれのSNS/2

成功するための条件のひとつ。
それは、タイミングを見極めること。
どんなに世界が驚く発明であろうとも、
時代が追いつかなければ、そのアイデアは追随する奴らの肥やしになってしまう。

ソーシャルネットワークサービス、SNSが誕生したのは
1997年のこと。
しかし普及するまでには多くの人と時間を犠牲にした。
Facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグは語る。

「僕たちがつくり出したのではない。社会がやがて受け入れていったのだ。」

2004年の、2月4日。
この日、ザッカーバーグは、
Facebookをスタートさせた。
そして今では、16億人以上が利用している。

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佐藤延夫 17年2月4日放送

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2月4日生まれのSNS

多くの仕事には明確な目的や完成予想図があり、
従事する者は、それを達成しようとする。
しかし中には、受け皿だけをつくって
あとはユーザーに任せる。
そんな答えのないやり方もある。

代表的なソーシャルネットワークサービス、
Facebookは、仲間内のつながりだけではなく、
就職活動や選挙、革命にまで利用されるようになった。
創設者のマーク・ザッカーバーグは語る。

「自分たちがつくろうとしているものは、自分たちだけで完成するものじゃない。」

2004年の、2月4日。
この日、ザッカーバーグは、
Facebookをスタートさせた。

終着駅のない旅は、13年目に突入する。

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佐藤延夫 17年2月4日放送

170204-04

2月4日生まれのSNS

インターネットの世界で、
匿名でいることは気楽に違いない。
だが、そこに信頼関係は生まれにくい。
ユーザーが実名で登録し、
繋がりのある人たちと情報を共有するほうが健康的ではないだろうか。

実名主義を掲げるFacebookが
ライバルに打ち勝ったのは、
この性善説のような考え方にあったのかもしれない。
創設者のマーク・ザッカーバーグは語る。

「信頼できる相手と情報を共有したいという気持ちは世界共通のものだろう。」

情報過多になりがちな現代。
一番信用できるのは、やはり身元の知れた相手だった。
当たり前のようでもあり、皮肉のようにも聞こえるから面白い。

2004年の今日、2月4日。
この日、マーク・ザッカーバーグは、
Facebookをスタートさせた。

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佐藤延夫 17年2月4日放送

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2月4日生まれのSNS

インターネットとは、何のためにあるんだろう。
その答えは、使う人の数だけ存在する。
ある人は言った。
「インターネットとは音楽を運ぶためにある」
またある人は言った。
「世界中の情報を瞬時に集め、整理するためにある」
だが、Facebookの創設者、
マーク・ザッカーバーグの考え方は、こうだ。
インターネットとは、人と人とをつなぐ最高のツールだ。

2004年の今日、2月4日。
この日、マーク・ザッカーバーグは、
Facebookをスタートさせた。
今も世界中で、何億人もの人が繋がっている。

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佐藤延夫 17年1月1日放送

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酉年の人 松本清張

毎日が当たり前のように過ぎていき、
時の流れに慣れ過ぎてしまう。
その淀んだ気持ちをまっさらにしてくれるのが、
お正月なのかもしれません。
ある小説家の言葉が、大切なことを教えてくれました。

 人間には、先入観が
 気づかぬうちに働きまして、
 そんなことはわかりきったことだと
 素通りすることがあります。
 これが怖いのです。

この言葉を残した松本清張さんは、
1909年生まれ。酉年の人でした。
今年は、冷静に自分を見つめる1年にしよう。

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佐藤延夫 17年1月1日放送

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BONGURI
酉年の人 永六輔

2017年が始まりました。
お正月、今年の目標を考えたあとにでも、
これまでお世話になった人を思い出してみましょう。
ある有名人の言葉をご紹介します。

 生きているということは、
 誰かに借りをつくること。
 生きてゆくということは、
 その借りを返してゆくこと。

この言葉を残した永六輔さんは、
1933年生まれ。酉年の人でした。
今年は、借りを返す1年にしませんか。

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佐藤延夫 17年1月1日放送

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酉年の人 伊丹十三

これまで、どのくらいありましたか?
自分で決められなかったこと。
誰かに流されてしまったこと。
今年、そんな自分に別れを告げようと思ったら、
ある映画監督の言葉が、ヒントになります。

 みんなが信じこんでるものは、
 とりあえず、俺はやめとこう、
 あれは絶対ついていってろくなもんじゃない、
 と思っちゃうんですね。
 自分でいいと思うものは、
 絶対に自分で決めたいという気持ちがつよくありますね。

この言葉を残した伊丹十三さんは、
1933年生まれ。酉年の人でした。
今年は、物事をしっかり見極める1年にしませんか。

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佐藤延夫 17年1月1日放送

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酉年の人 土門拳

時の流れは、平等です。
どんなに偉い人でも、そうでない人でも、
今年、またひとつ齢を重ねます。
でも大事なのは、そんなことじゃない。
ある写真家の言葉が、それを思い出させてくれます。

 気力は眼に出る。
 生活は顔色に出る。
 年齢は肩に出る。
 教養は声に出る。

この言葉を残した土門拳さんは、
1909年生まれ。酉年の人でした。
今年は、自分の価値を高める1年にしよう。

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