Fabrice ROSE
あの場所へ ラフカディオ・ハーン
ラフカディオ・ハーンが、まだ新聞記者だったころ。
37歳のとき、カリブ海に浮かぶマルティニーク島へ旅に出た。
コロンブスが「世界で最も美しい場所」と言った島だ。
ハーンは、この熱帯の島がとてもお気に召したようで
2年ほど住み着いて現地の人々と交流した。
東洋の島国、日本に渡ったのは、その翌年のことになる。
思えば、彼が生まれたのは、
地中海にあるギリシャ領の島、レフカダ島。
その男のDNAには、島の景色が刻まれていたのかもしれない。
のちにハーンの妻、小泉セツが、
彼の好きな場所をこのように記している。
マルティニークと松江、美保の関、日御碕(ひのみさき)、焼津
この夏、大好きな景色を探しに行きませんか。