かがみ~
雪は花
1000年以上も昔。
雪を花に見立てた歌を詠んだ人がいる。
霞たち このめもはるの雪ふれば 花なき里も花ぞ散りける
詠み人は三十六歌仙の一人、紀貫之。
まだ花の咲いていない里に花のような雪が降る。
なんと美しい風景だろう。
平成最後の冬。
雪がこの都会を白くしたら。
その美しい余白を
あなたは何に見立てるだろうか。
かがみ~
雪は花
1000年以上も昔。
雪を花に見立てた歌を詠んだ人がいる。
霞たち このめもはるの雪ふれば 花なき里も花ぞ散りける
詠み人は三十六歌仙の一人、紀貫之。
まだ花の咲いていない里に花のような雪が降る。
なんと美しい風景だろう。
平成最後の冬。
雪がこの都会を白くしたら。
その美しい余白を
あなたは何に見立てるだろうか。
kazutan3@YCC
雪だるま選手権
真っ白な雪は、想像力を刺激する。
「雪だるま選手権」
SNSでこのハッシュタグを検索すると
雪だるまの概念が覆る。
愛らしい動物の姿、
有名なキャラクター、
ちょっぴり怖い人間の像まで。
様々な雪だるまを見ることができる。
雪だるまも多様性の時代。
丸いボールのような雪玉を
重ねるだけが雪だるまではないのだ。
あなただったら
どんな雪だるまで、
「#雪だるま選手権」に参加するだろうか。
Photo by jamesjustin
原宿と浮世絵
若者文化の街。
原宿。
その賑やかな通りを
一本入った所に、
「太田記念美術館」はある。
そこは浮世絵を展示する美術館。
作品を保護するため薄暗い館内。
訪れる人は思わず小声になる。
そして緻密に描かれた人物や、
美しい色彩の景色に見入るのだ。
海外からも
多くの観光客が足を運んでいるという。
最新のポップカルチャーと
江戸庶民の芸術。
原宿で、2つの文化を
味わってみるのはいかがだろう。
浮世絵の中にいる人
浮世絵師 歌川広重。
日本各地の風景を大胆な構図で描き上げた。
『東海道五十三次』を
教科書で見た人も多いだろう。
それらの風景の中には、
そこで暮らす人が描かれている。
降りしきる雪の中、背中を丸めて歩く旅人。
裸になって海ではしゃぐ子供。
傘をさして立ち話をする女性。
酔っ払って醜態を晒す人。
眠りについた子を背負う父親。
200年近く前に描かれた浮世絵の中に、
今と変わらない人の営みを感じる。
人間の根っこのところは、
時代や服装が変わっても、
そう変わらないのかもしれない。
Aimaimyi
タイヤ公園
東京都、大田区、蒲田。
ここに一風変わった公園があるという。
その名も西六郷公園。
通称タイヤ公園だ。
名前の通り、公園内はタイヤだらけ。
タイヤのブランコ、
タイヤの道、
タイヤのジャングルジム。
園内には、3000あまりものタイヤがあるという。
中でも目を引くのは、
高さ8メートルもある、タイヤ怪獣。
この公園のシンボルだ。
使われなくなったタイヤを集めて作ったというこの公園。
ただ面白いだけでなく、エコでもあるのだ。
ばなな公園
バナナの皮で滑って転ぶ。
そんな古典ギャグがある。
実は100年以上前から
このギャグはあると言われている。
東京には、
そんなバナナを滑れる場所がある。
練馬区立ばなな公園。
ここに、バナナの形をした滑り台があるのだ。
滑り台の他にも、
バナナのベンチ、
バナナにまたがって遊べるバネのついた遊具もある。
鮮やかな黄色。
独特なフォルム。
不思議な魅力があるバナナ。
あなたも一つ、滑ってみてはいかがだろうか。
マリリン・モンローとジーンズ
今日は、ジーンズの誕生日。
丈夫で破れない。
ブルージーンズの始まりは、男性の労働着であった。
その実用的でしかなかったジーンズを、
女性のファッションアイテムに価値転換をした人。
それが、マリリン・モンローだった。
1961年。
映画『荒馬と女』でブルージーンズを履いたモンロー。
第二の皮膚のように、彼女にフィットしたジーンズ。
馬に乗って駆け回る時も、
寝そべって休憩する時さえも、美しい。
映画を見た当時の女性たちは、
そのジーンズ姿に魅了された。
「ほんとうの魅力は、女らしさによって生まれるものよ。」
そう、モンローは言う。
彼女の魅力は、男性向けのジーンズを履いてもなお
隠れることはなかった。
魅力的なスタイルを保つために
運動を欠かさなかったモンロー。
ジョギングの時にも、ブルージーンズを履いていたという。
Sharon Mollerus
アンディ・ウォーホールとジーンズ
今日はジーンズの誕生日。
ブルージーンズに嫉妬した。
そんな、アーティストがいた。
ポップアートの教祖、アンディ・ウォーホール。
彼は、非常に高尚であった絵画の世界に
キャンベルスープ缶やマリリン・モンローなど
大衆文化を持ち込んだ。
その反逆スタイルは、
彼のファッションにも通じている。
黒いタキシードの上着に、
カジュアルなブルージーンズを合わせて
パーティに参加したのだ。
彼は著書で、こう語っている。
「ぼくもブルージーンズみたいなのを発明したかった。
あれだけ大衆的で、人に覚えてもらうものをさ。」
ktanaka
阿久悠 竜飛岬の赤いボタン
青森県、竜飛岬。
津軽半島の最北端。
ここには、赤いボタンがある。
それを押すと
『津軽海峡冬景色』が流れだす。
それもかなりの大音量で。
もしもあなたが、
この歌を熱唱したくなったら
青森県の竜飛岬へ
足を運んでみてはいかがだろうか。
この歌を作詞した阿久悠も
「無駄と遠回りほど価値のあることはないのだ。」と言っている。
風の岬とも呼ばれる竜飛岬では、
天気が良いと函館までよく見えるという。
小山 優子 青森の青いりんごジャム
りんごといえば赤い。
そんな常識が覆されてしまいそうな
りんごジャムが、青森県にある。
「青い森の天然青色りんごジャム」。
そう、青いジャム。
空よりも深いその色は、
白神山地の青池を思わせる。
青色は、天然由来。
インドのハーブ「アンチャン」で
染められている。
「この美しい青で、頑張っている女性を癒したい」
青森で英会話教室の先生をしていた
小山優子さんが生みの親。
味は青森らしいりんご味。
透き通る宝石のようなジャムである。
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