図書館の話 図書館の自由に関する宣言
映画化もされた有川浩のベストセラーシリーズ「図書館戦争」。
不当な校閲から、本を読む自由を守るため図書館が武装するという
エンターテイメント作品だ。
「図書館の自由に関する宣言」から構想が生まれたという。
1954年に日本図書館協会が採択したその宣言は
こんな勇ましい言葉で綴られている。
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、
資料と施設提供することを、もっとも重要な任務とする。
図書館の自由が侵されるとき、
われわれは、団結して、あくまで自由を守る。
実は日本中の多くの図書館には、ひっそりとこの宣言が掲出されている。
図書館は、人間の知りたいという欲求を、
いつでも拒まずに、もの静かに受けとめてくれる。
「図書館の自由に関する宣言」は、
この場所が持つ強さと優しさに通じている。