ダンディズムとは エドワード・ブルワー・リットン
19世紀半ばのイギリス。
エドワード・ブルワー・リットン男爵は、
自分流のダンディズムを小説で表現した。
主人公のペラムは、
フォーマルなイブニングウェアとして、
黒い上着に黒のベスト、全身黒一色のシックな装いで
社交界を渡り歩く。そんな物語だ。
この本が当時、ダンディの教科書ともてはやされた。
現在では常識となった黒の正装だが、
ルーツを遡ると、リットン男爵にたどり着くかもしれない。
ちなみに日本史でおなじみのリットン調査団を率いたリットンは、
彼の孫なのである。