ネッシー 「マッケイ」
1933年、ネス湖周辺の道路が整備されると、
ネッシーの目撃情報は飛躍的に増えた。
その姿を初めて写真に収めることに成功したのは、
アルディ・マッケイ夫人。
ネス湖の湖畔でホテルを経営する彼女は、
その年の4月、夫とドライブを楽しんでいた。
ふと湖の静かな水面を眺めると、
そこにクジラのように巨大な魚が見えた。
彼女は夫に叫んだ。
止めて! 怪獣よ!
それからの約80年間で、
ネッシーを見た人の数は1000人を超える。
しかし、その全身を写した写真は一枚もない。